158 夢にまで見た再会
約束の時間よりかなり早く着いた。 さて アリバイ工作をしなくてはならない。 このままでは延原家と うちの親にタイムラグが生じてしまう。 松本清張の「点と線」をし...
159 全開
「よくこんな旅館 とれたな」 ヤバそうなホテルではない。 それにたぶん高いと思う。 「叔母さんの旅館。 小倉では なかなかだろ」 「へえ~。すごいんだな」 畳も木の...
160 やったあ!
軽いタッチキスは何回か してくれていたが しっかり抱きしめてキスしたのは初めてだ。 「忍ぶ川」の 栗原小巻と加藤剛のシーンを想像していたのだが そこから先は違う展開 ...
161 そうか
「横浜戻ってこいよ」 「だから(私は)川崎だって。まあ戻る気ないけどね」 「じゃ俺がこっちにくる」 「だから つっぱらないの」 話しがかみ合ってるのかかみ合ってない...
162 やっと近状報告
「で あっちは変化なし?」 やっと近状報告できる。 「及川とサトミはうまくいってるみ...
163 旅立ち
結局夕方 東京方面最終新幹線 小倉駅新幹線ホームだ 「そういえば新横浜では送ってくれたんだよね...
164 満悦虚脱
8月も終わろうとしているのに放心状態。 受験も空手も全くやる気なし。 落ち込んでるのではない。 良い意味で どうでもよくなっていた。 順子が言っていたヴァン・マッコイの...
165 ウチも引越し計画
親父から多摩市への引越し話が出た。 実は高1のころからほぼ決まっていた話だが 反対してい...
166 反町スケートリンク
当時の娯楽なんて限られたものである。 若い連中はよくスケートリンクに行ったものだ。 不...
167 しばし休会
「今度 電話しますよ」 ってことで わかれたが 頭痛くなってきた(苦笑)。 翌日 FX50...