いきなりとんでもない話しをきり出してきた。
「叔母さんのウチに行く事になったの」
「どこ?」
「大分」
何にも言えなかった。
「今まで本当にありがとうね」
『そんなの嫌だ!』
とか言えれば良かったと今でも後悔している。
ショックが強いと動きが止まる。
ずっとのちにして気がつくのだが
親父が他界した時も
赤坂がなくなった時も涙は出なかった。
しばらくしてガクッとくるのである。
そのままあれこれ事情を聞いて
「そうか」
「さびしくなるけど頑張ってね」
『まったく落ち着いたそぶりしてる場合じゃないだろ』
いたしかたない。
俺も大したことはない。
しばらくしてガクッとくるのである。
そのままあれこれ事情を聞いて
「そうか」
「さびしくなるけど頑張ってね」
『まったく落ち着いたそぶりしてる場合じゃないだろ』
いたしかたない。
俺も大したことはない。