多摩美デザイン学科「ネットワーク」授業ブログ

多摩美術大学造形表現学部デザイン学科/2004年セッション2(5/24~7/12)-2年「ネットワーク」授業のコアブログ

基本ページのアップ(6/28中)

2004年06月28日 10時26分51秒 | 授業課題
index.html(トップページ)と基本ページを6/28(月)中にサーバーにアップし、アップした旨をこの記事にトラックバックを付けて各人投稿すること。

※注意

●内容は完成していなくてよい
●ただし各ページが何の内容であるかはわかるようにし、また各ページ間のリンクは貼られていること
●以前作成したサイトマップとトップページスケッチのファイル名を「sitemap.html」に変更し、現在制作中のフォルダに入れる
●index.html(トップページ)の左下に「サイトマップへ」というリンクを作り、この「sitemap.html」にリンクを貼る
●以上をサーバーにアップ

制作上の基本的注意

2004年06月24日 19時18分02秒 | 授業コメント
ネットワーク・コミュニケーションの場としてのウェブサイト制作にあたって、以下のことに注意し、考えながら進めること。

・何のための、誰のためのウェブサイトか、そのサイトの運営を通して何を実現したいのか、そのためにどういう表現が適切なのか、というコンセプトデザイン・プラニングワークに常に立ち戻ること
・テーマと情報をどのように整理し、デザインするか―情報デザイン
・構成・流れを考える編集デザイン
・テキストと画像のグラフィック・タイポグラフィデザイン
・(動き、映像、音のデザイン)
・ユーザーの操作とそれに対する適切な反応を考えるインタラクティビティのデザイン
・使い勝手(ユーザビリティ)のデザイン
・見る人をストレスなく導く(ナビゲーション)デザイン
・有意義な他の情報へつなげるオープンで開かれたデザイン
・見る人との相互交流をはかるためのデザイン
・多くの人が継続的に見に来てくれるためのデザイン
・情報の更新や新規に加えられていく構造になっているか、を考える

表面的な「見てくれ」のかっこよさなどということではなく、以上のように、ウェブサイトのデザインするということには、とても総合的なデザインの力と緻密な思考力を必要とされます。

未アップの者は早急にアップすること

2004年06月17日 03時56分07秒 | 連絡事項
サイトマップ、トップ画面のスケッチをまだアップしていない者は早急にアップするように(提出期限を1週間も過ぎている。こんなことでは授業を進められない)。
「Step2-1.2の提出方法の変更とトラックバック」(6/9)をよく読んで指示通りに。

●未アップ者(以下16名)
003
012
030
032
044
045
055
060
069
080
083
086
087
094
097
103

「ネットワーク」クラス各学生ウェブサイトリストをアップ

2004年06月10日 22時00分25秒 | 授業課題
「ネットワーク」授業各学生ウェブサイトリストから各学生のサイトがみられます。
Step2.1-2 をアップした学生は自分のところを確認してください。

各人も自分のブログのブックマークに追加してください。
「ネットワーク」クラス各学生ウェブサイト
で、名称は統一すること。

慶応SFC「情報通信文化論」のブログを活用した授業

2004年06月10日 07時07分55秒 | 社会とのつながり・拡がり
慶応SFC「通信情報文化論」授業を、それを指導されている松村太郎さんからご紹介いただきました。
毎週課題が出され、学生はそれにトラックバックを付けて各人のブログにレポートを提出し、それをもとに討論されているそうです。

ぜひ目を通してください。

Step2-1.2の提出方法の変更とトラックバック

2004年06月09日 07時16分03秒 | 授業課題
Step2-1 サイトマップ、Step.2-2 トップ画面スケッチの提出方法を変更します。
(これはgoo Blog が画像を自動的に縮小してしまうためです)

640x480のjpegという条件は同じです。

手順
DreamWeaver で新しくサイト定義して、「index.html」ファイルを作り、そこに、サイトマップおよびトップ画面スケッチのgifあるいは jpeg データを貼り込んで、自分のサーバー領域にアップしてください。

サーバーへのアップが済んだ人は、この記事にトラックバックを付け、アップした旨を自分のブログに投稿すること(追加・変更した場合も同様に)。

6/10(木)PM8時まで

ウェブサイト制作/Step2-2 トップ画面のスケッチ

2004年06月08日 20時18分51秒 | 授業課題
トップ画面のスケッチを制作してください。
どのような要素がどのように入るのか、が分かるように。

Illustrator か Photoshop で640(幅)x480(高さ)pixel で作り、「ウェブ用に保存」でjpeg に保存。

この記事へのトラックバックを付けて、各人のサイトにアップすること。

6/10(木)PM8時まで。

ウェブサイト制作/Step.2-1 サイトマップ制作

2004年06月08日 20時00分42秒 | 授業課題
Step.1でOKが出た人は、Step.2-1 サイトマップの制作に進んでください。

サイトマップは、テーマ・目的・コンセプトを基に、どのような情報の構成・流れ・関係にし、どのようなボリュームにしていくか、の基本的な設計図です。
自分の考えをはっきりさせ、今後実際に設計・制作を進めていく上での指針となるので充分検討してください。

Illustrator あるいは Photoshop で、640x480pixel(縦・横どちらでも良い)で作り、「ウェブ用に保存」で、jpegにして、読み取れるかどうかを確認してください。

この記事にトラックバックを付けて、各人のサイトにアップすること。

6/10(木)PM8時まで。

Something is wrong

2004年06月07日 04時21分32秒 | 日々雑感
佐世保での12歳の少女を11歳の少女がカッターナイフで殺した事件のニュースをTVで見た。殺した少女が5月にネットの掲示板に書き込んだという文章がフリップで出ていた。

差別はいらない。
すべて不揃いなのは
必然的なことで
みんな違って、みんな良い。

(もう1行あったが、TVではさっさと次のニュースに移ってしまい読み取れなかった。知っている人がいたら教えてください)

どのような固有の事情や問題があったのかは分からない。
しかしこのような文章を記した(記さざるをえなかった)背景になんらかの抑圧・差別の辛い体験があっただろうことは想像できる。

そして、飛躍して(敷延して)言えば、(特に「弱者」が)このような「まっとうな」意見、感情を持ち、特にそれを「(社会的に)表明する」ことが、寄ってたかって押しつぶされるような非常に危険な世の中になってきているのだと思う(イラク日本人人質に対する「バッシング」はその最悪のサンプル)。

メッセージは明白だ。
「"お上"(権力・権威)の言うことに逆らうな」「"普通"にしていろ、そうすれば何も問題はない」「出る杭は打たれる」

歴史の教訓によれば、このような権力の態度と、言われる通りに"普通"の生活を続け、"異物"を排除する人々の姿勢がファシズムの「苗床」となる。

デジタル・ネットワーク環境は、そのような抑圧・支配・差別・偏見・悪意を維持・再生産かつ増幅する環境・場にもなっている。
それも「匿名の」「普通の人々(Ordinary People)」に支えられて。

ウェブサイト制作/Step.1 プラニング・コンセプト

2004年06月02日 03時54分12秒 | 授業課題
さて、あなた方の大部分がこの授業を選択した最大の動機である、ホームページを作れるようになりたい、ということに対応した課題です。

実際の制作技術の習得(HTML~DreamWeaver等の習得)と平行して、プラニング・コンセプトワークを行ってもらいます。

デザインは、「思いつき」や「感性のおもむくまま」になされるものではありません(「ひらめき」や「直感」は経験豊富な人について起きる「デキゴト」であって、当面あなた方には関係ありません)。
テーマについての綿密なリサーチ(調査)、考察が、プラニングの前段にあり、それを踏まえてコンセプトメイキングが行われます。

ウェブサイトの構築・デザインについてもまったく同様です。

今回のウェブサイト・デザイン制作のテーマは自由とします。
自分でテーマを選択・設定し、決めてください。
ただし、これは審査します。
審査にパスしなければ、そのテーマでやることはできません。

審査基準は、
1. このウェブサイトを作ることによる社会に対しての有意義性をきちんと主張できるか。
 ※いわゆる「社会問題」を扱えと言っているわけではありません。
  どのようなテーマであっても、以下の2での独自性があれば認められます。
2. そのテーマについて、従来のものにない独自なものあるいは独自なアプローチを持っているかどうか。
 ※テーマを仮定したら、それに関する既存のサイトを徹底して調べてください。
  自分がそれらに比較して、何か新しい提案や表現ができるかどうか、を考えてください。
3. 今回のタイトなスケジュール(7月12日までには公開し・運営)内でできるかどうか、を考えてください。
 ※授業期間内では骨格だけ作り、その後の運用で肉付けをはかる、ということは可です。

それらの基準を考えた上で、下記項目のプランを提出してください。

1. テーマ(What/なにを中心的に扱うか)※扱うテーマが複数も可
2. 対象(Whom/どのような人々に向けて発信するのか)
3. 目的(Why/このサイトの発信・運営を通じて何を実現したいのか)

※6月8日(火)PM6まで
※この記事にトラックバックを付けて、各人のブログに投稿すること

「金儲け速報ブログ」さんへ/「宣伝」が目的ではありません

2004年06月01日 06時49分05秒 | 社会とのつながり・拡がり
金儲け速報ブロッグさんへ

多摩美デザイン学科「ネットワーク」授業ブログをとりあげてくださってありがとうございます。
この授業と授業ブログを担当している高味壽雄(多摩美術大学造形表現学部デザイン学科研究室)です。

「ブログランキング」が「金儲け速報ブログ」さんのおっしゃるようなもっぱら「宣伝の場」であるということを私が良く理解しないまま登録した「おかげ」で、まったく異分野の「金儲け速報ブログ」さんのお眼にとまり、論評していただけたことは、思わぬ成果であると思っており、感謝しています。

「金儲け速報ブログ」さんのおっしゃっていることの趣旨を、私が理解するところでは、「ネットワーク」授業ブログは、大学にとって面白い重要な試みかもしれないが、ブログを使った新しい試みの授業を「大学の宣伝に利用」している。しかしそれを「公開・宣伝する」ことには「リスク」が伴い、この場合「公開・宣伝する」には内容がお粗末なため「リスク」に属する、ということかと思います。
(その他の授業課題の出し方等については授業ポリシーの問題であり触れません)。
そこから先、「敢えて目立つことをしているので」うざったいとおっしゃられているのか、金儲けのビジネスのためにはこのようなリスクを冒してはならない、あるいは内部の弱みをさらしてはいけないというビジネス訓を垂れられているのか私には分かりませんし興味もありません。

述べておきたいのは、私がこの授業にブログを取り入れ、授業のプロセスをそれを活用して公開して進めてみようとしている目的は「学校の宣伝のため」ということとは第一義的にも第何義的にも直接関係ないということです。
この授業の目的と進め方(プロセスの公開)
をお読みになった上で先のような論を述べておられるのか疑問です。

デザインを志そうとしている若い人々、多摩美だけでなくデザインを学んでいる学生、卒業して仕事をしている人たち、そしてデザインの練達の方々等々、の目にこの授業の試みが少しでも触れて、コミュニケートでき、共になにかを学んでみる、あるいは有益な批判や助言や「つながり」に通じる「場」にしたい、というのが、この授業をブログを通してオープンにしている(ブログランキングにも登録している)最大の理由であって、それ以外ではありません。

この試みが、結果として大学の宣伝になるかもしれませんし、逆に「金儲け速報ブログ」さんがおっしゃるように評価をおとしめる「リスク」につながるかもしれません。しかしそのようなリスクを自覚した上で私はこの授業を始めているし、そのリスクをクリアするのはまずもってこれからの私と学生たちの努力によるものであり、このクラス以外の社会の人々がどれだけ支えてくれるかによるものでもあり、その上で最終的なリスクの責任を負うのは私であって、それ以外の方にとっての、ましてや「金儲け速報ブログ」さんにとっての問題ではありません。

また、「金儲け速報ブログ」さんがご覧になって評価されているのは第1週目(3回の授業)が終わったばかりの時点のものです。
きょうの学生たちのコメントを読み、学生たちは確実にそれぞれなりに何かをつかみ、成長しているという確信を私は抱いています。

これから6週間の、閉ざされた教室の中だけではない「社会の眼にさらされながら」の授業を通して、学生たちが何を感じ、何をつかみ、次の飛躍のための問題意識や、学びの契機や、方法論や、技術の修練や、感性の拡がりや、当面のその成果(作品)をどう表現していってくれるか、また公開し「宣伝」したがゆえの社会との「つながり」「拡がり」がどう展開していくか、もしお時間があれば、このブログを通じてその「プロセス」を注視していただき、またぜひ論評していただければ幸いです。

多摩美術大学造形表現学部デザイン学科
高味壽雄