(神代植物公園のぼたん)
モータースポーツというとまずは「F1」と頭に浮かぶでしょうか?モータースポーツの最高峰ですから。
ただ、F1にかかわるのは、相当な資金が必要なんでしょうね。部品メーカーレベルでは容易なことではありません。
もっとも、F1などのモータースポーツが大好きで、自分も少しはハードな走りがしてみたいという車好きはたくさんいます。
つまり、モータースポーツへの進出とは、こういった車好きの人向けの部品の提供をしようというものです。
幸い、製造している部品はいわゆる足回り部品のため、モータースポーツ向けに魅力ある商品として提供することが可能だったのです。
実は直接ではありませんが、モータースポーツとのかかわりはかなり古くからあった話です。それは、カーメーカーが、サファリラリーなどに参戦していた時に、それ用の部品を提供していたことに始まります。つまりは半世紀以上前から経験のあったことでした。
同じように、F1ではないですが、国内の自動車レース用の車向けにも、各ワークスの要望する部品の提供をしていたのです。さらに各ワークは、一般モーターファン向けの商品販売もしており、それ向けの商品提供もしていたのです。
つまり、自社ブランドではありませんが、間接的にモータースポーツ用の商品開発の経験はあったため、これらの経験をもとに、自社ブランド品の開発・販売をしようと方針を決めたということです。
ということで、モータースポーツ向けの商品開発が始まりました。
(つづく)