九州電電同友会(電友会 九州地方本部)

 九州電電同友会は NTTおよびNTTグループのOB・OG会です

ボランティア活動紹介・・・「くす」172号(令和6年10月)

2024-09-30 | ◆ ボランティア活動紹介

よらんの健康体操

久留米(広川町) 竹島 政悟(七七歳)

 福岡県広川町当条地区で老人クラブの自主組織として「健康体操教室」を立ち上げ現在も代表者として教室の運営に取り組んでいます。ことの発端は平成31年に広川町役場福祉課より「ふれあいいきいきサロン助成事業」についてのお話があり、地区の役員の方々と取り組み内容について検討を重ねた結果、介護予防として健康体操に取り組むこととし、名称を「よらんか健康体操教室」として開設することとしました。      

 6年前の令和元年7月に第1回目の教室を開催し毎月第3金曜日の午前9時30分より11時までの1時間半、当条地区公民館にて区民、老人クラブ会員を対象に活動しています。広川町及び講師として介護予防サポーターの方も加わり、令和5年度実績は年間延べ226名の参加(月平均20名)広川町及びサポーターの方の参加は78名(月平均6名)でした。

 教室の内容は、自宅で体温・血圧を測定し、受付時に記録し毎月の推移について管理を行う。また、茶持参、動きやすい服装で参加すること。当日のスケジュールは次のようになっています。

1.はじめの体操

2.からだほぐし

3.頭の体操

4.まち子ちゃん元気アップ体操

〈休憩〉

5.いきいき毎日ストレッチ

 大事な3か条 

  ① 伸びているところでとめる

  ② 数を数える

  ③ 気持ちいいと感じる程度

6.いきいき貯筋トレーニング

 大事な3か条

  ①ゆっくり行う

  ②数を数える

  ③出来る範囲で行う

〈休憩〉

7.口腔体操

8.レクレーション

9.おわりの体操

 

 参加した方からのお声は次のとおりです。

 ① この教室に通い始めて、多くの知り合いを得ることが出来ました。

 ② 話すことが苦手な私が、自然と楽しく話が出来るようになりました。

 ③ 離れて住んでいる方の近況が手に取るように知ることが出来ました。

 ④ コロナ感染拡大中に色々な行事が中止になりました。そんな中で、情報に飢えていた私たちに潤いを与えてもらいました。

 ⑤ 年2回行われるレクレーションの「スカットボール」で景品をいただくのが楽しみです。

 ⑥ 毎回運営していただく広川町、介護予防サポーター、スタッフの方々に感謝しています。

 ⑦ 毎年4月に発表される「皆勤賞」は楽しみです出席ポイントを貯めて賞品をゲットします。

 ⑧ 体の続く限り教室に通い、教わったトレーニングを基に、健康寿命を延ばしたいです。

 本活動は「通いの場」「語らいの場」の環境を作り、愉しみながら健康寿命を増進することを大きな目的としています。今後とも地域の皆さんの声を聞き、皆さんのお役にたてることに取り組んで行きたいと考えています。


ボランティア活動紹介・・・「くす」171号(令和6年7月)

2024-07-08 | ◆ ボランティア活動紹介

吉野ケ里遺跡公園ボランティア

佐賀支部(神埼市) 釣川 久一(七七歳)

私は吉野ケ里歴史公園でボランティア活動を行っている。そのきっかけは、平成23年、退職して4年、或る日、神埼市主催の歴史の勉強会に参加していた時である。会話の中で、初対面の人から「釣川さん、暇なら吉野ケ里でボランティアでもしてみませんか」と声を掛けられた事に始まる。

当時、特に決まった仕事もすることなく、ベルトの穴も年々増え、体重の増加も気になっていた時でもあったことから、同年11月に公園事務局を訪ね、ボランティアに申し込んだ。

最初に頂いた資料を基に11月から翌年の4月上旬まで、月2~3回程度自主研修(マニュアルによる模擬説明と園内建物等の関連及びガイドの所要時間確認等)を行い、同年4月指導者であるボランティア担当の方から、成果測定で活動承認をもらい、平成24年4月21日からボランティァとしての活動を開始した。

ボランティアの主な活動は、小学校、中学校、高等学校等へのツアーガイド。月1回、第1土曜日及び第3日曜日(10時~13時)の特別ガイド。一般来園者へのガイド及び勾玉造り等の補助並びに近隣小学校等への出前講座(学童保育)などがある。ツアーガイド、特別ガイド、出前講座は事前予約制で、公園サイドが提示する案件にボランティア個人がエントリーして活動計画を組む。1回のツアーガイドの所要時間は東口から南内郭までの20分の制約があり、時間をオーバーするとクレームになることがあるので時間を気にしながらのガイドとなる。

活動に必要なスキルは「ボランティア活動マニュアル」を基本とするが、お客様から、他の遺跡(三内丸山遺跡等)の質問もあることから、縄文時代の話~古墳時代の話、また、遺跡のある場所は「佐賀の乱」の激戦地でもあったことから、佐賀の八賢人である江藤新平の話に発展することもある。さらに公園の中心部を奈良時代の官道(国道)も走っており、火の国山の烽火台の話になることもあり、佐賀の歴史の知識も必要となる。

また九州には存在しないと考えてられていた「銅鐸」が、平成10年11月に発見され、教科書が変わるきっ掛けともなっている。

吉野ケ里公園の広さは「環濠集落としては40ヘクタール(東京ドームの8・5倍)、全体の広さは117ヘクタールで東京ドームの25倍の広さがあり、時々迷子になっている人もいるほどである。

現在ボランティァ活動グループの副会長をしているが、ボランティァの登録人数は平成23年度の42名から、現在19名に減少し、また高齢化しておりテコ入れが急務となっている。

ボランティアグルーブの年1回の総会において、改善施策等提案しているが、改善策は進んでいない状況である。

私自身ボランティァ活動精神は衰えることなく、今後も出来る限りボランティァ活動を続けたいと考えているが、ボランティア活動者の現在までの最高齢者は88歳であり、これを更新したいと考えている。

是非一度吉野ケ里遺跡へお出かけください。ご案内させていただきます。

 


ボランティア活動紹介・・・「くす」170号(令和6年4月)

2024-04-22 | ◆ ボランティア活動紹介

盲導犬との出合い

福岡(福岡市) 安永 図紀夫(八〇歳)

2009年(平成21年)ドコモエンジニアリング九州を最後に50年余りの永いサラリーマン生活を卒業しました。現役引退して、当初は自由な毎日を過ごしていましたが、時間が経つにつれ残りの人生を元気で楽しく生きることが無いものか色々と考えていましたが、妻・娘家族が「パピーウォーカー」をやってみてはと話があり、パピー・・・とは何ぞやと解らぬまま話に乗ったのが始まりです。ちなみにパピーウォーカーとはパピー(将来盲導犬としての訓練を受ける仔犬:盲導犬候補)を、生後2ヶ月から約1歳になるまでのあいだ預かり、飼育し躾を行うボランティアです。

先ずは盲導犬センター(福岡県糸島市)で定期的に行われる見学会に参加し盲導犬の目的とボランティアの役割等について説明をうけ、社会貢献にもなるならと2012年6月に最初の犬を預かることになりました。

犬種はラブラドールで、非常におとなしく、人なつっこい性格で、成長しても人に恐怖感を感じさせないことで、盲導犬に適した犬種だそうです。先ずは、ひとり立ちは初めての犬ですので、不安が無いように家族みんなが世話することから始めました。夜はケージのそばに寝て、2、3時間位ごとにトイレの世話をする毎日が3ヵ月程続きます。4ヶ月位でトイレは自分で行くようになりますので、随分世話が楽になってきます。

犬に接する場合、最も気を付けなければならない一つとして、失敗しても絶対怒ったりしないこと。上手くできたら褒めてやる(GOODとなでてやる)ことで学習を重ねていきます。これは、成長しても同様です。何か人間にも参考になるところです。生後5ヵ月位から散歩デビューとなります。散歩は、一般的なペットは犬主動での散歩ですが、パピーは介助犬を目指すことから、人間主動になるよう躾ます。リードは左手に持ち、犬は一緒に横について歩くようにリードでコントロールしながら歩きます。当初は他の犬や動物を見た時など、リードを引っ張ったりしますが、そのうちに無視するようになり、平行して歩くことできるようになり、上達していきます。

散歩以外では、盲導犬になったとき、様々な人・環境の中での仕事が想定されます。このため、何処でも普通に適応できる様に普段から色んな場所に連れて行き環境に慣れさせます。人の多い場所が訓練には効果があるので、よく連れて行きました。空港・博多駅・ショッピングモール等、随分いきました。このときは訓練犬であることを示す「専用のベスト」を着用します。自宅は西鉄駅の近くにあり、散歩の途中には踏切、また大きな交差点もあることから、電車の音・救急車のサイレン等、大きな音に慣れさせる面からは適した場所です。それらに対する恐怖もほとんどなく楽しい散歩の毎日です。

1歳になり、いよいよセンターに帰るときは、さすがに寂しくなりましたが、それ以上に家族みんなに癒し与えてくれたことに感謝しています。孫がセンター職員にリードを渡した後、振り返りもせず犬舎に向かう姿を見て、これなら直ぐに新しい生活に慣れるなと思うと共に、元気で頑張ることを祈りました。こうして無事に送り出した後は一旦休養の後、3ヵ月後位に2頭目を預かりました。それから、2017年の5年間で、4頭のパピーを預かりお世話しました。そのうち2頭が盲導犬として広島・福岡でデビューを果たしました。(盲導犬になる割合は約30%位です)その後は、私も後期高齢者の仲間入りに近づいたことから、1年間休みなく世話するのも負担が大きいのを考慮し、負担の少ない短期(1週間~約2ヵ月の期間)、協会の依頼を受けて犬を預かるボランティアを現在までやっています。短期で世話した犬は27頭になり、パピーと合わせて計31頭になりました。預かった犬それぞれ性格の違いはありますが、共通していることは人に従順で、世話するのが嫌になることは全くありませんでした。犬との生活で良かった点は、・家族全員が協力し少しでも社会貢献ができたこと・地域住民の知人が多くでき、町内役員活動等に大いに役立っています。

現在は、歴代犬の写真をリビングの壁に貼り、正面に眺めながら食事をしています。2月には傘寿を迎え、残り少ない人生の領域に入りました。これからも楽しく過ごしたいと思っています。

[参 考]パピーウォーカーをやってみたい方は「九州盲導犬協会」のホームページをご覧下さい。

 


ボランティア活動紹介・・・「くす」169号(令和6年1月)

2024-01-22 | ◆ ボランティア活動紹介

マジック「手品」との思い出について

 鹿児島(鹿児島市)蓑輪 公一郎( 七三歳)

 マジック(手品)に興味をもったのは、60年前小学校低学年の時だった。学校の慰問にマジシャンが自転車でやって来た。マジックを披露して帰る時、みんなに「自転車のカギが無い」と、言って困っている様子だったが、「手品」を使って急に友達のポケットから、突然カギを取り出して見せたのに、全員がビックリしたのを、今でも鮮明に覚えています。

それからは、時々デパートへ買い物に行った時は必ず手品コーナーに立ち寄り手品を少しずつ、教えてもらい手品の道具を買ったりしていました。

最初に覚えたのは、水と新聞紙のマジックで、新聞の中に水を入れて消したりするマジックでした。  

得意なマジックは、フローティングテーブルマジックと云うテーブルを空中に浮かすマジックです。将来は人間を浮かすマジックを勉強したいと思っています。ちなみに、苦手な種類はトランプで、ただいま勉強中のマジックは50ぐらいです。

マジックを本格的に始めたのは退職後、市民講座の「マジック教室」を受講したのがキッカケです。

それから数ヵ月後、興味を持つ仲間17名で「マジシャンズクラブ鹿児島」を立ち上げました。毎月2回公民館に集まり、マジックの勉強をしながら、文化祭や老人ホームや地域のイベントなどが有るとき、ボランティアで披露しています。

習いたての頃、鹿児島市のテレビ局数社に何回か練習風景等の密着取材を受けました。練習から大きなホールでの本番発表までの状況とインタビューが放映されたりしました。

最後に、コロナの関係で4年ぶりに電友会の定期総会が「サンロイヤルホテル」で開催され、NTT鹿児島支店長及びグループ会社等を含めた約100名出席の中、懇親会の余興でマジックを披露し大変喜ばれました。

マジックは、ほとんどの人が笑顔になり感謝され喜んで貰えるので楽しいです。

皆さんも始めてみませんか?

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