宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

いつもと違う、感じた事

2011-03-15 18:25:58 | 宣伝美術
あくまでネットの情報ではありますが
これほどの大災害が起こって社会が麻痺しているのに
なぜ日本人はそこまで冷静で騒がず争わず規律を守り続けるのか、と
海外メディアで話題になっているようです。
ちなみに話のソースはこちら

外国の人が理解できず驚く気持ちもなんとなく分かるし
なぜそんなことをするのか?をうまく説明できないけれど、
説明できないなりになんとなく理解できるし
多分そこにいれば同じ行動をとる。
行動に酔う為でもないし、自分が得をするわけでもないし、
信仰している神様とかがいて褒めてくれるわけでもないのに。
特別意識した事はなかったけど
ああそうか自分も日本人だったんだと改めて思った次第です。

東北大震災の当日は会社で仕事をしていて、
その夜は翌日本番に向けて友人たちが準備中の劇場に立ち寄りました。
このタイミングで演劇を公演していいものか、とか
そういうことももちろん頭によぎりました。
しかし
「そこで思考停止をしてはいけない、
表現者は表現する事をやめるべきではなく、
活動を続ける事で経済を回しお客様が温かい気持ちを手に入れ
それが多くの人の行動の糧になってこその表現活動だと考えます。
当館はこれからも劇場の運営を続けます。
(※記憶で書いているので間違っていたらすみません)」
とのポスターを劇場プロデューサーのアイウチさんが掲示しているのを見て
自分たちが作る舞台が持つ力を感じました。

大阪で宣伝美術として関わる舞台に
奈良の人が観劇しにくる事は普段少ないのですが
今回は出演者が奈良に繋がりのある人だった事もあり
複数の知り合いが観に来てくれました。
面白かった、との話も聞けたのがスタッフながらに嬉しいです。

当日の舞台に何も出来ないデザイナーは
舞台の成功にも失敗にも関われません。
でも今回は楽屋にいて、「TOMさんがいるとなぜだか安心するね」と
役者さんに言っていただきました。
当日は舞台カメラマンとしてですが
脚本完成前から数ヶ月顔を出し、
本番は全付き(舞台日程中常に劇場にいる事)までした
甲斐があるというものです。

デザイナーとして1%でも舞台に影響を与え、
その舞台から1%でもお客様に何か伝わって、
そのお客様から1%でも世の中に何かを伝えられていたらいいな。

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