個人制作物を除くと実に3年ぶりとなる新作チラシができました。
演劇公演自体が新型コロナ以降少ない事と、昨年関わった作品が再演舞台でチラシを新作しなかったのも重なって。
以下長くなりますがデザインの意図など。
3年の間に溜まったネタ候補はたくさんあります。
シェイクスピアの原作にある大昔の雰囲気、今作の戦前の雰囲気どちらも出したい。
王道だけどオセローの黒白イメージは活かしたい。
嘘と真、古さと新しさ、裏表。
何かが渦を巻くような、時間が止まったような。
そこにあるような、ないような。
周囲を囲む葉は作中にひっそり登場するイチゴ。ツタの葉のフレームぐらいなら素材写真で見つけたんですが、植物の種類までは指定できない。しかも今回白い葉が必要。
無いので作る。
コピー用紙を切ってペーパースカルプチャーのイチゴの葉を製作、撮影、合成。
タイトルロゴは画用紙のレザックをレーザーカット(外注)し組み立てました。3文字と葉全部が繋がった一枚の紙です。
裏面は白い文字黒い文字、手前と奥、入り組んだモノクロに差し色はオレンジイエロー。
静かに潜んでいるイチゴの実が1つ。
全体にグレー70:イエロー25:赤5ぐらいですかね。本当の差し色は赤。
今回劇団ロゴは前面に出さず、ロゴ形の菱形だけアクセントに使って人やタイトルを立てつつロゴイメージを刷り込む。
それから、、、
もっといろいろ盛り込みたいところでタイムオーバー。
多いですね。締切時間がなければもっとカオスだったかもしれません。悪い癖ですが結果よかった。
相変わらず引き算しきれず足し算足し算で作ってしまったチラシですが、静かな禍々しさは込められたかな。
何か凄そうな事を言いたくても、結局やりたい事は自分のフェチや好みの中から選抜されるもの。
このチラシも八割は自分の好みの塊です。
さて今回、自身初なグッズも作成予定です。
本番11月まで3ヶ月。遊ぶぞ!