宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

きれいに無駄を作る仕事

2008-06-07 23:43:52 | 宣伝美術
僕の父親は設計士です。

使いやすさが第一。
生活において役に立つかどうか。
さまざまな条件とどう折り合って最もふさわしい着地点を探す。
それが仕事のようです(僕の知らない事もいっぱいだろうけどここは独断で)。

父は見かけ倒しが大嫌いです。



かたや僕は宣伝美術家(自称)です。

見た目で勝負。

良くも悪くも一言に集約されたそれがすべて。「見た目」にも色々ありますが。
見た目のために時間も手間も全てをかけます。


父はインテリアデザイナーの仕事を嫌います。
「見た目しか気にせず、いつも設計的に無理ばかり」だからだそうです。
どうも宣伝美術もそれほど快くは思っていないようです。


僕はデザインを勉強し始めた頃、自分のデザインのあか抜けなさに腹が立ったものです。
自分でわかるぐらいかっこ悪い、ってよっぽどですが本当でした。
かっこいいものを作りたくて仕方がなかった。
クラスメイトがうらやましかったです。
結局そんな無い物ねだりは叶わず、方向転換したんです。

わかりやすく作ろう。
時間だとか場所だとか、そもそも何のチラシかとか、どんな雰囲気なのか。
とにかく伝わってほしいと思ったんです。

未だに絵もデザインもあか抜けません。
最近少しずつ伝わるようになってきましたが何かがちょっと足りません。

まだ父に見せるとするどいダメだしをもらう、か、無関心です。
たぶん親に見せてOKもらえるデザインが、デザイナーにとって最大の難関ですね。

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