この記事に、
「のんびり気分じゃないわね」
という一文がある。
ナンジャソリャと
軽く読み流したに違いないが、
かの尾崎豊のダンスホールという曲に
出てくる歌詞なのだ。
さて、尾崎豊と言えば、あなたは
どの曲が印象的だろう?
やはり、15の夜や、卒業といった
メインどころだろうか?
私は、ツッパリじゃなかったので、
盗んだバイクで走り出しもしないし、
先生あなたはかよわき大人達の代弁者なのか
とも思ったことはない。
それに、卒業なら斉藤由貴や菊池桃子の
卒業の方が断然好きだ。
そんな訳で、私は尾崎豊の世界観に共感
することは難しい。でも、彼の歌う
ダンスホールだけは情景がありありと
思い浮かべられて好きだ。見たことも
行ったこともないが、ダンスホールの
雰囲気が想像でき、会話までもが
聞こえてきそうだ。
(…って、おいおい。オジイ&オバアやがな。
イメージをぶち壊す画像をチョイスするなよ。)
ダンスホールの歌詞の中に、
とても考えさせられるフレーズがある。
『けど金が全てじゃないなんて
キレイには言えないわ』
何つーか、核心を突いている。
金が全てじゃないなんて、“キレイには”
言えないと言ってるところが深い。
私も、世の中ゼニや
とは思ってないけど、でも
何かしら必要なものではあると思う。
私の知人にお金持ちがいるのだが、その人も
「現金は強いんや」と言っている。
(萬田銀次郎ではない)
地獄の沙汰も金次第という諺もあるくらいだ。
ダンスホールに出てくる女の子は、
お金は全てじゃないと思ってはいるが、
実際にはお金がものを言うと、
その若さで悟っているのだろう。
『お金がなくても幸せ』なんて有り得ないと。
理想と現実は違うと。
『お金がなくても幸せ』と思っていられるのは、
大人の階段のぼる、君はまだシンデレラの
夢見る夢子チャンである。
…いや、それは“いっぱい”違いだ。
古いなぁ、おい。
それも古いな。
ちょっと、もういい加減
太陽から離れなさいよ!
そうそう、それ。
想い出がいっぱい。
そこそこエエ歳になってくると、
『お金がなくても幸せ』なんて
思えまっかいな、正味の話。
(急に来たで、大阪弁。)
うさぎの介護かて、お金がないと
看てやれないなと思った。
あのとき、初めてド貧乏じゃなくて
よかったと思った。
私は、懐の余裕は心の余裕と思っておま。
んな訳で、私も、やはり
お金が全てじゃないなんて、
キレイには言えないわ。ほんとに。
ではでは、またね。
🎉✨本日の一曲✨🎉