昭和の、
あの頃の懐かしいCMが好きだ。
今と違って、インパクトだけが
強いものでなく、いつまでも余韻が
残る名作揃いだった。余裕も感じる。
特に私が好きだったのは、
サントリートリスの子犬のCM。
ちょうど、戸締まり用心火の用心の
CMが流れてた頃と同じくらいかな。
サントリートリスのCMだったと言うのは、
つい昨日知った。何のCMだったかな？と
記憶を頼りに検索すると、
お酒のCMだったので驚いた。
雨の中を子犬が走っている姿が印象的。
当時、クソガキだった私は、
“あぁ、この子犬はお母さんと
はぐれてしまったのかな。”
“寂しい思いしてないかな”
“飼い主さんはいるのかな”
“お腹空かせてないかな”
“自転車に轢かれなくてよかった”
“お兄さん、子犬に気付いて！飼ってあげて！”
“優しい犬好きな人に育ててもらえますように”
などと、あの物寂しい曲
【琥珀色の日々】のCMソングを
聴きながら、毎度泣いてた。
（今も思い出し泣きしてしまったよ）
ほんの1分のCMの子犬に思いを馳せ、
CMの後までずっと考えさせられる珠玉の作品。
当時は聞き流していたようだけど、
今聞くとしみじみするセリフ。
『色んな命が生きてるんだな。
元気で。とりあえず元気で。みんな元気で。』
手抜きをせず、丁寧に創られたCM。
歌は3分間のドラマだという言葉が
ある（あった）けど、このCMは
たった1分間でもドラマだ。
人の心に、余裕があったあの時代。
豊かな自然があった時代。
二度とは戻れないし、戻らないけど、
懐かCMは、いつでも乗れるタイムマシーンだ。
CMの懐かしさだけでなく、当時の
自分もありありと思い出せる道具だ。
懐かCMは、令和の
聖母たちのララバイと言ってもいい。
あなたも、サントリートリスのこのCMを
知っていたら、今一度観てほしい。
きっと、また目頭が熱くなるはずだから。
ではでは、またね！
サントリートリスCM
✨😆本日のおまけ画像😊✨
まぁまぁビックリするのは、
琥珀色の日々の歌詞が
本当にカタカナで書かれてあることだ。
