老害発生の原理 第壱章《何故、無能な管理職や経営者が日本には溢れかえっているのか?》
海外の会社との交渉でよく聞くのが、日本の重役(部長クラス)と会議(商談)しても結論(商談の成否)がその場で出ない(判断できない)ので何の為の役職者なのだ?とかスピード感が無いとかいう話を良く耳にします
基本的に海外では権限の範囲ならば他の役員の承認を一々聞き取りに内容を持ち帰るとか言う事をせずに決済可能だからです
この背景としては、今の日本での役職者(経営者も一緒かな)は大半が能力によって社長等(取締役も含む)から権限を委譲された存在ではなく
成り行き(年功序列やグループ人事)的に役職者になった者が多く考えを自己完結する事や自己の権限で出来る事であっても判断能力が欠落している為に結果責任を取る事を回避する事を優先し多数決へ逃げ込む心理が現れていると思います
こんなのは経営責任者として存在している事自体が無意味だと思います
座っているだけ経営者や管理職がやっている事は、
・問題の先送りをしている
・先送りの間に実施までの期間が延びている間に更に状況の悪化を招く
・結果的に非常に高い高額給与を持ち逃げしている
以上の三点と変わらないのですから
給与泥棒(役員報酬泥棒)としか言えません
その時その時の状況、現在から予測される事象を判断し必要なら情報を集め精査し短時間で判断する(この情報からの先読みと判断力が一番重要だと思います)
最終的に経営方針を調整・変更することが経営者だと思うので、出来ていない方々や毎年同じ方針とか何ヶ年計画が毎回変わらない会社の経営者は経営者失格です
細かい修正は必須なのです