このごろの下島八段と大表四段と長徳三段

「へいちゃん」こと下島陽平八段と富山県出身の大表拓都四段、長徳徹志三段の活躍や富山の囲碁ニュースをお知らせします♪

GO GO 囲碁!

2013年01月03日 | イベント
この日を楽しみにしていました。

10月
富山大学附属小4年生の総合学習で行われた囲碁の授業が
参観されたお母さんたちにも評判が良く
親子で新設されたGOGO囲碁!

あの日の子供たちの眼の輝きや嬌声は本物だったのか
もう一度会って確かめたかったのです。

12月23日(日)富山市の越中座に
集まったのは10家族20数名。

受付のお母さんたちが
笑顔で迎えます。



子供達も久しぶりにへいちゃん先生と打てるとあって
楽しそうです。

今回は大名行列碁を行った。

みんな9子をおいてコの字型に座っているところに
へいちゃん以下
T賀さんN田さんS部さんなど
きときとが誇る指導陣が順に一手ずつ打ち進めます。





この利点は、子供たちの棋力がある程度わかるのと
子供達も全員の指導者と対局できることにあります。
ワンポイントの会話をはさみながらの対局は
両者の距離が一気に近くなり
勝敗をそう気にせず
笑顔が絶えないところがとても良いです。

碁を打つことが楽しくなる
これが一番大切なポイントです。

その間
風はお母さんたちとリレー碁をしました。
まだ2,3回目の体験なので
どれくらい理解されているか知りたかったのです。

打ち進むにつれ
いつもお話しすることですが

「これはみなさんで作る作品だと思ってください。
 囲碁の歴史は3000年ほどといわれていますが
 ここまで同じ手順は
 これまでもこれからもまずないと思います。
 石を元に戻すと二度と同じ碁は打たれないでしょうね。
 そう考えると、勝敗よりも、どこか愛着を感じませんか^^」

しかしここで
びっくりさせられることがおきました。
お母さんたちのレベルがとても高い!
満点の手が続出なのです。
少々予行練習はされてきたかもしれませんが
それにしても・・・

この後、9路盤でお相手した時のこと
石を持つ手つきがとても良い方がおられたので質問したところ

「あの授業以来、子供と毎日囲碁を打っています。
 19路盤もよく打ちますよ」
「えーっ、本当ですか」
「はい、とても楽しいです」

びっくりしましたねぇ
というか嬉しかったですね。

親子のコミュニケーションを図るツールとして最適と
薦めている者にしたら
理想の形を伺った思いがしました。
こういう親子がいるのだなぁ、素晴らしい^^





へいちゃん先生も
「子供達はずいぶん対局することに慣れていますね。
 2,3回目だとはとても思えないな」

それも理由がわかりました。

あの総合の2時限があった後
2クラスの内1クラスだけらしいのですが
あの後も、総合学習の授業として
5,6時間囲碁を行ったそうです!!

これには またまたびっくりです。
当県で囲碁の授業(クラブではなくて)が
何回も行われたということは聞いたことがありません。

担任のA先生が
「当校は、良いと判断したものにおいては
 割とスムーズに取り入れて
 まずはやってみて
 効果のほどを確かめてみる校風があるかもしれません」と
おっしゃっていたことを思い出しました。

「囲碁を授業の一環として年数回行う」

東京都の小学校や関東圏での話かと思っていましたが
きときと県にも「囲碁の春」が来そうな気がしてきました。
ありがとうございます。

一つの学校内での親子の会「GOGO囲碁」
どのように進展して行くか
この先がとても楽しみです。

文 風さん  写真 いぶ☆さん
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