丹後中央病院の駐車場の真ん中に見事なイチョウの古木がある、樹齢何百年か知らないが、木枯らしと急に降りだしたアラレに必死に耐えていた。
それこそ混じりけの無い見事なイエローの葉が風にヒラヒラと舞って、間もなく丸裸になる予感、しかし余分なものを削り落とすことでやってくる冬を乗り切ろうとする、自然の知恵であろう。
紅葉した真紅の楓は美しいが、純粋に近い黄色の葉っぱをつけたイチョウの巨木は驚きであった。冬は其処迄きている。
また、スノータイヤとか用意することが必要になる、
木枯らしといえばかつてテレビで流行った笹沢左保だったかの木枯らし紋次郎を思い出す。あっしには関係ないことでござんす、とキザなセリフをいいながら結局周囲と関わってしまう紋次郎の生き様に妙に共感したものだ。
紋次郎といえば中村敦夫、あの長い楊枝とドスのきいた低い声にしびれたもの、でも寒いの老体には厳しい環境だ。