悪性リンパ腫(癌)になってから色々思うこと

令和元年8月、43歳の時に悪性リンパ腫ステージ4の診断を受け治療、令和2年3月に寛解。
色々思うことを記録します。

病院とドクター選び

2019年09月15日 | 日記
癌の宣告を受けた病院での治療を今後も続けていくのか?それとも他の病院でドクターの話を聞いてみるのか?という迷いがありました。診断に対しての疑いは無かったのですが、入院する病院のことや、これから続く病気と共に寄り添ってくれるドクターをどうするのか?ということを考えるようになりました。

私の住んでいる家の周りには大きな総合病院がいくつもあったので、迷う要因にもなっていました。同じ病気になった知人の方や医療関係者の方の情報とかも参考にしていたら、京都の病院よりも大阪や兵庫の方が良さそうだと思えるようになっていましたが、自宅から遠いので通院や看病にくる家族に負担がかかるので、自宅近辺の京都の病院にしようと思いました。
色々と調べていくなかで参考にしたのが、疾病別患者数ランキングを掲載しているサイトがあり、そのランキングが意思決定に大きく左右しました。
多くの症例があるということは、いろいろな事態に対応できるノウハウもあるのだろうというのが私の見解でした。

セカンドオピニオンの制度も詳しく調べないと色々と落とし穴があります。セカンドオピニオンを使うと、数万円の費用も掛かりますし、元の病院に戻れない仕組みになっています。セカンドオピニオンに行ったドクターと合わなかったらどうするのか?という問題が一番で、元の病院のドクターの方が良いと思っても戻れないのがこの仕組みの落とし穴だと思いました。

私の場合ですが、抗癌剤の副作用を軽減できる漢方薬を飲んでいたので、保険適応している漢方の先生の病院に通っていました。その先生に行ってみたい病院へ紹介状を書いてもらい、セカンドオピニオンとして行きたかった病院へ行くことができました。ドクターとの相性が一番知りたかったので、PET-CTのデータは持たずに行きました。
結果的に、相性が良さそうだったので、はじめの病院のドクターに別の病院で入院したい趣旨を伝え、検査データ等を送ってもらいました。セカンドオピニオンの制度を利用したわけではなかったので費用も掛からず、しかも、出戻りができない状況も回避でき、自分と相性のいいドクターと出会えることができたのが良かったです。

抗癌剤治療は辛い闘病生活になるので、自分の納得のいく病院で治療することが大切だと思います。

癌になってから、身近な友人や知人、仕事関係の方に一応知らせました。そうすると色々な情報を頂きます。みんな癌を治して欲しいという気持ちで、ほんとうに色々な情報をもらいました。
全部を取り入れることはできないので、何を選ぶか?は、最終自分自身です。
自分の感覚でこの治療法や病院などを選ぶことになります。

普段から自分の感覚を大切にしてほしいと思います。グルメサイトのランキングや星の数やコメントは参考程度にして自分の直観を信じてみることをおすすめします。失敗したいくないから流されるのではなく、自分のアンテナを信じてください。味覚は全員違います。ひとり一人感覚が違って良いと思います。自分の身体は自分で治す!ぐらいの意気込みでいないと、治るものも治らないと思います。病院のせい、ドクターの責任にしても病気は治りません。
事実、病原は自分の身体の中にあり、自分の感覚を信じて治すしかないと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿