ルフィを語るボス率いる特殊詐欺グループ。皆顔がよく似ていて驚いた。顔立ちというより顔つきかな。松本清張の小説じゃないけど、悪いやつらです。人は真面目一筋に生きて来ても、一度道を誤り悪事に手を染めると、どんどん際限なく坂道を転がり落ちてゆく。それは見事なほど速く。真新しい白い靴を初めて履いたとき、汚さないようと慎重になるけれど、うっかり水たまりに踏み込んで汚してしまうと、後はもうどんなに汚れても気にならなくなると中学一年の頃の担任が話してくれた。あの頃はまだ、その意味の深さに気づかなかった。正義の心は失いたくない。