平成3年。もう32年も前のドラマとは驚き。
当時の東京はネオンも暗め?時代とともに明るすぎる都会となって行ったのか?
電力不足が叫ばれている中、照明を落としていく時代に入りました。
やっぱりダブル主演の武田鉄矢と浅野温子のミスマッチが売りだなあ。
二人の熱演ぶりは、モノマネ芸人のネタにもなりました。
「僕は死にません。僕は死にません。あなたが好きだから」
ワンレンボディコンの時代、浅野温子はイケイケ女優のイメージでありながら、このドラマでは、事故死した恋人が忘れられない一途でひたむきな役柄。
カッと身開いた大きな瞳から流れ出る涙、きれいでしたね。
武田鉄矢は、3枚目を地で行くタレントですが、年の離れた大学生の弟思いの優しいサラリーマン。愚直で早とちりな性格が災いして、なかなか出世できないタイプ。
気弱でお人好し。いつも損をしてしまうけどマイペースに楽観的に物事を捉える明るさに親しみが持てました。
セリフもストーリーもテンポよくて、平成日本版美女と野獣。こんなカップルがいたら確かに注目したいよね。
脇を固める江口洋介、浅田美代子、田中律子達との絡みも楽しめました。