十人十色、価値観の相違、いろいろな考えが有って民主主義は成り立っている。昨今では自分の自由が優先され、それによって他人に迷惑をかけたり傷つけることにはお構いなし、と言う風潮が罷り通っている。福島県に対する放射線被曝による風評被害の助長等はその典型であろう。福島県では全県民に対し健康影響調査の体制を整え、これまで被害は確認されていない。除染も徐々に進み避難した住民も戻りつつある中で、アニメの作者は「二年もかけて取材した真実をありのまま表現して何故非難されなければならないのか。今後さらにはっきりと書く。」等と自己のブログに書き込んでいる。作者の自己主張と自己満足、そして「売れれば何でも有り」と言う出版社、「アニメのフィクション(想像・虚構)ぐらいで騒ぎ過ぎ」と言う論調もある中で多くの人々が傷つき復興に水を差すような自己主張や表現が民主主義の名のもとになされることに今の日本の病巣を見る思いがする。
北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍備増強等、日本を取り巻く情勢が厳しさを増す中で外交、防衛上の秘匿を要する情報の漏えいを防ぐための法案(秘密保護法案)が国会で審議されている。国を統治する者は国の安全上の機密を守ることは国の安全保障や諸外国との信頼を築く上で当然の責務である。しかし一方では為政者や官僚が自ら都合が悪いと言う理由だけで情報を秘密指定し、国民の知る権利や報道の自由を侵害することは避けなければならない。大切な事はこれら特定秘密の指定範囲を必要以上に拡大したり、用が無くなったものまで無原則な期限を設ける等恣意的な運用を防止することであり、これらの保管管理等情報を取り扱う公務員や取材行為に携わる報道関係者に対する人事管理や指導教養の徹底であろう。また国民の知る権利や報道の自由を盾に法案の廃案を叫ぶメディアや党利党略に明け暮れる野党の抵抗を乗り越えて審議を尽くすべき国会が、どのように特定秘密に関与するのか、国会そのものが秘密を共有するシステムづくりを構築することも重要であり、いずれにしても丁寧な審議が求められる。
自民党政権が誕生して半年、我が国は前途多難な問題が山積している。まず決められない政治の代表格は選挙制度改革である。一票の格差是正は言うに及ばず、今回の参議院選比例区でも二万数千票で当選している人も居れば十六万余票で落選している人も居り、唖然とさせられた。世界に類を見ない借金財政の中で、形だけの給与引き下げではなく公務員や議員削減、国有地や宿舎等多くの国有財産の売却等思い切った身を切る政策が必要だろう。外交についても中韓両国の歴史認識や領土問題で対立する中で、もっと外に向かって説明責任が果たせないものだろうか。むしろ中韓の宣伝が功を奏し、米国での慰安婦像の建立等、日米同盟の基軸を唱えるのであればこうした現状を見守るだけではなく、声を上げて抗議や丁寧な説明をすべきではないのか。普天間飛行場の移設問題、原発再稼働、TPP、消費税、憲法問題等反対を叫ぶばかりで、何もしなければ政治を掌る意味は無い。世論の支持を気にするあまり、ポピュリズム(大衆迎合主義)に走る安易な考えに固執し、努力を避けるのではなく、(外へ内へ説明責任を果たしながら将来を見据えた政策を着実に実行することこそ誇りある日本を取り戻せるのではないだろうか。(２０１３．８．５ニュ-ス和歌山へ投稿)
橋下氏「占領期、米は日本人女性活用」 米の非難に反論(朝日新聞) - goo ニュース
戦争末期、米兵が上陸して来ると言うことで多くの若い日本人女性が米兵の蹂躙を恐れて自害したり、終戦後女性への拉致や略奪など筆舌に尽くせない人権侵害を受けているほかいまだに沖縄での女性暴行を繰り返している。また広島への平和公園や資料館を訪れる政府関係者もいない等恥ずべき国はアメリカではないのか。アメリカに日本を非難する者の顔が見たい。
「対北朝鮮協調にマイナス」＝「意味が分からない」―飯島氏訪朝で日韓亀裂(時事通信) - goo ニュース
ありもしない歴史問題や竹島をかすめ取ろうと画策、国民に幼少時から徹底した反日教育を行い、日本大使館前に慰安婦の銅像を置き、国旗は燃やすわ、石を投げるわ、やりたい放題に日本国民は韓国人に辟易している。こんな隣人が居ることを不幸に思う。
