施工会社等から代願にて確認申請を委託された場合でも構造図の作成が必須となりますが、基礎についての勘所を記します。
木造住宅の場合は、瑕疵担保保険用に書くと思いますが、基準未達も散見されるので、作成している方も御一読を!
木造の布基礎及びベタ基礎の基準で落とし勝ちな所は以下があります。※重ね継手の定着長さ等の常識的なことは省きます。
★きちんと図面に書きましょう。書かないと問題があった時に施工者から責任を負わされる恐れがあります。
●アンカーボルトの設置位置
・筋交いや合板耐力壁が設置された柱間へのアンカーボルト設置は避ける。耐力壁が連続して継手が逃げられない場合は仕方ないか!?
・土台継手の男木側にアンカーボルトを設置
●人通口の設置位置、補強
・筋交いや合板耐力壁が設置された柱間には設けない。
・主要な立ち上がりに設けた人通口の補強は、梁が連続して形成されるように上下の主筋を設ける。←基準だとこうなのだけど、皆やってない?
※主要な立ち上がり:ベタ基礎スラブの配筋ピッチを決定する区画、筋交いや合板耐力壁が設置された箇所。