前回とほぼ同時期の平成22年頃になります。
代願を昔から頼んでくれる木造専門の工務店が自社設計施工の激減で不動産業者の下請けを行うことになり、不動産業者が委託していた設計事務所が辞めたとのことで当方に声がかかりました。
業務内容は、
建築主との打ち合わせ・プラン作成、敷地・役所調査、確認申請図書+フラット35図書作成、申請~済み証の受け取り、工事監理、完了検査申請・立ち合い。
一式で30万円/棟(税抜き)。
月に数棟あるとのことですが、安すぎ。建築主と打ち合わせてプランを決定していくなんて、プラン決定まで結構人工がかかり、打ち合わせは夜や休日の可能性も高いでしょう。
当方を紹介した昔からのつきあいのある工務店には申し訳なかったけど、即断りました。
その後、当方を紹介した知り合いの工務店は何棟か施工したとのことですが、次第に不動産業者からの支払いが滞り、最終的に会社を潰してトンズラされて数千万円の負債を負ってしまいました...
恐らく、私に声のかかる前の設計事務所、私が断った後の設計事務所もお金が貰えなかったと思われます。