今年の初め頃から手をつけたが、なかなか進まなかった木造軸組み工法の平屋建て住宅 約140㎡の代願
大工の親子二人の小さな小さな工務店からの仕事
工務店が施主と打ち合わせして手書きの平面図を作成して、私がCADで配置、平面、立面図を書いて、その後何度か変更
契約したから確認申請を出してほしいと今日連絡があった
施主は土木業者で大分昔に木造の基礎をやったことがあり、基礎は施主が施工するとのこと
しかし昔のいい加減な基礎しか経験していないので、瑕疵担保保険の検査があると伝えたら受けた経験がなく嫌がっていたそう
なので私と工務店で指導することになった
今暇だし、工務店も代願の費用を値切ったりしないので、恐らくいい加減になるだろうアンカーボルトの配置をきちんとやって
もらうため、アンカープラン図をサービスで書いてあげようかと思う(本来は施工者が施工図として書くべきだが、できないので)
筋交いの取りつく柱元、土台継手の男木側、etc....に設置
本件は打ち合わせ用の図面を何度か書き直したりしたけど、確認申請図書一式(申請書、求積、配置、平面、立面、24h換気計算等)が15万、
瑕疵担保保険+保存義務図書(断面図、軸組み計算書、N値計算書・柱頭柱脚金物図、基礎伏・詳細図、※大工作成の木伏図と軸組図は仕様規定チェック)で10万、
工事監理(配置、基礎配筋、基礎出来形、軸組み、外壁準防火構造の屋内側被覆、法令仕上げ・設備等の確認)及び完了検査申請立ち合い費が18万、
諸経費10%の合計に消費税+確認+完了申請審査手数料
仕事量と内容からすると安いけど、違法な代願(設計者でありながら申請に必要な図面しか作成せず、工事監理者でありながら、完了検査の時だけ現場に行く)
をしている方からすると高いと感じると思われます。更に今回はアンカープラン図サービス
工務店が建築士事務所登録してあり、当方は代理者で申請図書の作成のみだったら安くなるけど、建築士として名義を使用するなら、保存義務図書の作成と
工事監理はきちんとやらないと
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