かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

丹沢登山・寄~雨山峠~鍋割山~栗ノ木洞~寄(その1・寄~雨山峠)

2020年02月23日 | 丹沢

※このコースを初めて利用する方の不安を軽減し、注意・警戒・安心できる情報を発信するため写真が多くなります。ご了承ください。
 なお、参考にしていただければ幸いですが、登山する際は必ず地図を持参し、自己責任でお願いします。


丹沢に山登りに行ってきました。
昨年から月1回のペースを守ってます。

今回は松田町の寄(やどりき)から雨山峠を経て鍋割山に登り、栗ノ木洞のルートで寄に戻るコースを選択しました。
寄へは新松田駅からバスで25分ほどで到着しますが、1時間に1本しかありません。
始発のバスで向かいました

寄バス停のすぐわきを流れる中津川と進む方面の山並み

晴れ予報でしたが結構厚い雲

しばらく車道を北上します
車道わきの桜は咲き始めでした


途中の稲郷地区手前の桜はだいぶ咲いていました


稲郷地区の先にあるキャンプ場脇をそのまま進みます
なぜかポツンとある電話ボックス


三廻部林道分岐

三廻部林道は、8年ほど前に鍋割山に登るために表丹沢県民の森へ行くのに使った道です。
その記事はこちらでご覧いただけます。

木々の間から赤い橋が見え隠れしつつ進むと、寄大橋に到着

寄バス停から約30分
寄大橋を渡ると、秦野峠方面になりますが、今回はわたりません

寄大橋のすぐ先にあるゲート脇を通過


ゲートのすぐ先の管理棟

登山ポストもありますが、私は寄バス停のポストに入れてきました

管理棟にあったこの先のログトイレ使用中止のお知らせ


管理棟の先に「かながわの美林50選」の碑がありました

周囲の様子


使用中止のログトイレ

隣に新しい基礎を作っていました

休憩棟

休憩棟脇の案内図


休憩棟の先が通行止めになっていました

迂回路がありましたが・・・
失礼して迂回路を進みます


上から見た崩落現場


さらに舗装路をすすむと、道を半分以上ふさぐ崩落地もありました

こちらの方がよっぽど危険な気がします

おそらく後沢乗越へのウシロ沢経路(「東丹沢登山詳細図」では青線(案内のない経路))への入口


この周囲は、企業が森林再生パートナーとして協力しているようです


先に大きな堰堤が見えてきましたが、

進むのは右手の登山道

この看板がなければ、まっすぐ進みそうですが「東丹沢登山詳細図」ではまっすぐ進むのが新道となっています。
案内板どおり右へ

少し上るとさらに分岐


さらに登ります


戸の無い鹿柵

ここも直進

堰堤を越したようで、沢を左下に見て進みます
一部鎖があります


やがて沢との高度差がなくなってくると、黄色い案内板が見えてきます

対岸に渡ります

上の写真で右端に見えている堰堤左側を登ります


堰堤を超えると渡渉があります

この日は水量は少な目で、幅1.5mくらいで岩の上を2歩程度でわたりました

今度は上の写真の左にちらっと見える堰堤の右側から登ります
木が倒れていたので乗り越えて進みましたが、右脇から迂回できたようです


堰堤の先に崩落地が見えます

黄色い案内板の先が曲がっているのは、崩落地でなく左に進むのを指しています

結構大きな崩落地


崩落地を迂回するように左岸を進み、また渡渉


水量はこのくらい

地図で見るとわかりますが、この先に多くの沢があるので雨後はかなりの水量になると思われます

この渡渉後、右岸を鹿柵に沿って登っていきます


鹿柵を抜けて進みます

相変わらず雲がかかっています

苔むした岩の道を進みます


小さな沢を横切ります

上流がわ


さらに先に大きな沢を横切ります

対岸に見える木のはしご


沢の上部はまたも崩落地

根に茶色い土が付いた木が転がっていることから、最近も崩落が続いているようです
「東丹沢登山詳細図」には、地獄崩れと記載があります

先ほど見えたはしご

手前には鎖もあります

崩落しつつある箇所に向かいます


木の橋で横切ります

この橋を渡ってしばらくすると、右後方でブーン ブーンという太いゴムひもをはじく様な音がしたのち、左後方の沢に岩が落ちるような音がしました。
およそ10m~15mほど後ろだったでしょうか。
危ない、危ない。

ほどなく釜場平に到着

寄大橋から約1時間10分

釜場平から先も踏み跡がしっかりしており、迷うことなく進めます


痩せたところを通過し


ほどなくコシバ沢に到着

釜場平から約10分

コシバ沢

コシバ沢には行かないよう要請があります(「危」印になっています)

コシバ沢を登ると鍋割峠まで行けるようですが、ネットで調べると崩落個所や急斜面が多く危険なようです
もちろん左の雨山峠に向かいます

コシバ沢分岐からもしばらくは普通の登山道です

進む先はあいかわらず雲がかかっています


神奈川県が設置した「危険!」の看板

ここまで来て「通行しないでください」と言われてもどうしようもありません

確かにこの先、左側が切れ落ちた道になり緊張します


崩落した岩で足場も悪い箇所が多くあります

一応ロープがあります(ゆるゆるなので頼りにするのは危険)

緊張の連続


パイプの橋もあります


ここもロープと橋

落ちると左下まで行ってしまいます


先歩ほどの「危険」の看板から約10分で、沢と看板が見えてきます

巻き道は終了ですが、再び「危険!」の看板

今度は「沢の中を通る登山道」とあります

沢の中を登ります
本当にこのルートで良いのか不安になりますが、ところどころピンクのリボンが目印になります


数分で正面に階段が見えます

階段を上り、その裏の道を登ります

登ってきた沢


再び沢に戻ります

先にピンクのリボンが見えます

どんどん沢を登ります


上(空?雲?)が見えてきました


進む道に不安を覚えるくらいの位置でリボンや案内板が見えます


足元は岩だらけなので、進みにくいですが登ります


だんだん狭くなってきました


涸れていると思いきや、水が流れていました


V字の谷


ワイヤーに吊るされた案内板

あと100m!

ひたすらに谷底の沢を登ります


かなり足元が荒れています

あと200m!
???伸びた???

ざれた沢になってきました


鞍部と階段が見えてきました


ざれているので階段に取り付くのがちょっと難儀でした


階段を登ったところが雨山峠です

コシバ沢分岐から約35分
寄バス停から約2時間25分でした

雨山峠は檜岳(ひのきだっか)経由で秦野峠や、玄倉ダムとユーシンロッジの間にある雨山橋方面の分岐になります。

2016年秋に錦秋の玄倉林道を散策した記事に分岐の写真がありました
※ユーシンブルーの玄倉ダムは、登山道の大規模崩落のため通行できません。
玄倉林道の歩行者を含めた通行止めについて(神奈川県HP)


ちなみに寄バス停から雨山峠まで誰にも会いませんでした。
(雨山峠から鍋割山までも誰にも会いませんでした)

雨山峠から鍋割山までは次回紹介します
その2雨山峠から鍋割山までの様子はこちらでご覧いただけます。


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東丹沢登山詳細図

地図は必須です。とても重宝しています。