韓国起業家が日本で事業化したダブルスコープの17年12月期決算です。![]() リチウムイオン二次電池のセパレータ事業を展開しています。 主力の中国市場では、電池メーカーの低迷で前年比5.1%減収、韓国市場でも1.1%減収だった一方、日本市場は372%増収でした。 売上高は、4.7億円増加した一方で、売上原価は22.7億円、販管費は3.0億円増でした。 その結果、売上高総利益率は37.5→16.8%、営業利益率は26.2→2.9%となっています。 生産能力増強が先行しているため、売上原価の増加が賄いきれなかったようです。 ![]() 資産は、現預金が105億円で変化無しでした。 有形固定資産は、163→313億円と倍増でした。 負債は、長期借入金が66→141億円となり、短期借入金も14→79億円と急増しています。 ![]() キャッシュフローからも、大規模な設備投資の様子が見て取れます。 ここが大きな正念場なのでしょうか。 株価は一時期より低迷していますが、中国市場の失速なく新設ラインが売上貢献すれば、収益改善が期待できそうです。 ![]() |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます