あいちゃんとママの話

あいちゃんは最近「AI」ものに興味津々でAIがなんとかしてくれる写真アプリやイラストアプリが大好き。

それ系をインストールして遊んでいるとママ(私)が激おこしてタブレットダメ！と怒っていたわけなんだけど…

そんな私を見ている夫は

「なにが問題かわからない。」

と言うし、私は

「ことばをちゃんと喋れてないのに、言葉使わないで遊べるやつで遊ばせちゃダメに決まっているでしょ！」

と怒っていた。

今のあいちゃんは…

3歳に自閉症と診断され、最近6歳になったけど、ことばは簡単な日本語と宇宙語。ひらがな、カタカナ、アルファベットが読み書きできて、漢字は少し読める程度。2歳児のけんちゃんよりコミュニケーション力低い…。

先週のある日、

「好きならものを急に中断させたり、うばっちゃいけないんだって」

とスマホ中毒に書かれている本を見せながら言う夫。

(中身はちゃんと見ないでタイトルだけ私に見せつけた。はらたった…)

昨日はそれを学習に対するやる気を出させるために利用した。

でも、やっぱり

嫌だな、と思った。

夜、寝ようと横になっているあいちゃんに久々まじめに話した。

「…ママはね、あいちゃんがAIで遊ぶの嫌なの。あいちゃんに話しかけても返事しないから。あいちゃんの日本語じょうずじゃないから。でたらめな日本語つかうから。」

「…あいか、びっくり」

と涙が少し出た様子のあいちゃん。

「…あいちゃんが日本語がじょうずだったらAIで遊んでも青でたくさん遊んでもママは何も言わなかったと思う、むしろ嬉しかったかも。タブレット操作じょうずだねっね。でもね、日本語ができないと何もできないんだよ。AIで遊んでも結局日本語わからないと何もできない。今はママやパパがアイプリしに行く時お金出してあげたりするけど、ママとパパはいつか死んでいなくなるし。あいちゃんがお金稼がなければいけないのに、日本語ができないとお金も稼げない。ご飯も買えない。ママ心配だよ。」

(長々と話していたもんで全部はブログに書けてないと思う)

話しているうちに悲しくなって私も泣いてた。

「ママ、どうして泣いてるの？」

と聞くあいちゃんに

「あいちゃんが心配で泣いてる。可愛くて泣いてる。あいちゃんが日本語上手にしゃべれないのが悲しい…。AIじゃなくて、漫画とか絵本読んで日本語覚えてくれる？nhkのすいちゃんの番組でも良いよ。アイプリのアニメでも良い。きれいな日本語使うのを見て覚えて。こんな時にはこんなこと話すんだなって覚えてくれれば良い。」

とまた長々と話した。

その間、真ん中に挟んで聞いてたけんちゃんは先に寝てまだ眠くないと言うあいちゃんに

「今寝て、明日起きたら何して遊びたい？」

「…まんかであぞびたい」

ママの気を取って返事するあいちゃん。

今年の出来事で一番記憶に残る瞬間だった。

その後、まだまだ眠くないと言うあいちゃんに横になったまま話題を変えて色々話していたらいつの間にかアイプリ(あいちゃんが大好きなゲーム)の話になって、

「アイプリのイベントがあるらしいよ」

とアイプリのホームページを見せてあげた。

都内でイベントがあるのは2箇所で、東久留米と東京駅の方だったんだけど、プリズムストーンという名前を見たらあいちゃんが目をひらかせて

「プリズムストーン行きたい！」

と言ってた。

「イベント開催日が…あれ…歯科予約の日とかぶっちゃうね…」

(変更可能か聞いてみないと…)

「あいちゃん、プリズムストーン行く日に8時からお出かけできる？電車乗れる？」

「できる。自転車乗る」

「またか(あいちゃん、歩きたがらない。家から歩いて3分距離の病院に行く時も自転車乗って行くと言う)…わかった。自転車で駅まで行って、電車に乗ってプリズムストーンまで行くよ、良いの？」

「いいよ」

「イベントではつむぎちゃんのカードでバトルするらしい。えっ、これ2枚でバトルだって！あいちゃんは今一枚で遊んでいるのに…どうしよう。2枚で練習する？」

「する！」

とプリズムストーンに行くのがとても楽しみのあいちゃん。

参加者が30人超えたら抽選式になるし

(後からXを確認したら客が結構来る様子)

大会参加できるかどうかわからないけど、とりあえず、あいちゃんの期待している心をママが消すわけにはいかない。

これからやることは、つむぎの大会曲をテレビでながして2枚の動き確認、歯科予約の変更可能確認、そして、遊びに行ったら絶対なにか欲しくなりそうな雰囲気のところだからママは遊ばずバリバリ働くべし。