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2012年11月06日 | (あ行)の映画

1927年、サイレント映画全盛のハリウッド。
大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、共演した愛犬とともに新作の舞台挨拶で拍手喝采を浴びていた。
熱狂する観客たちで映画館前は大混乱となり、若い女性ファンがジョージを突き飛ばしてしまう。
それでも優しく微笑むジョージに感激した彼女は、大胆にも憧れの大スターの頬にキス。
その瞬間を捉えた写真は、翌日の新聞の一面を飾る。
写真の彼女の名前はペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)、未来のスターを目指す新人女優だった。
映画会社キノグラフでオーディションを受けた彼女は、愛らしい笑顔とキュートなダンスで、ジョージ主演作のエキストラ役を獲得。
撮影後、楽屋を訪ねてきたペピーに、ジョージは“女優を目指すのなら、目立つ特徴がないと”と、アイライナーで唇の上にほくろを描く。
その日を境に、ペピーの快進撃が始まる。踊り子、メイド、名前のある役、そして遂にヒロインに。
1929年、セリフのあるトーキー映画が登場すると、過去の栄光に固執し、“サイレント映画こそ芸術”と主張するジョージは、キノグラフ社の社長(ジョン・グッドマン)と決別する。
しかし数か月後、自ら初監督と主演を務めたサイレント映画は大コケ。
心を閉ざしたジョージは、心配して訪ねてきたペピーすら追い返してしまう。
それから1年。今やペピーはトーキー映画の新進スターとして人気を獲得していた。一方、妻に追い出されたジョージは、運転手クリフトン(ジェームズ・クロムウェル)すら雇えなくなり、オークションで想い出の品々を売り払う。
執事にその全てを買い取らせたペピーは、ジョージの孤独な背中に涙を流す。酒に溺れるジョージは自分に絶望し、唯一の財産であるフィルムに放火。
愛犬の活躍で救出されたジョージの元へ駆けつけたのは、変わらぬ愛を抱くペピーだった。“銀幕のスター”ジョージを復活させる名案を携えて……。(goo映画さんより)

自己満足度 5点満点で4点

プライドだけでは時代についていけない。

2012年4月7日 公開
監督 ミシェル・アザナヴィシウス

DVD鑑賞


非常に分かりやすいストーリー。

加えてテンポも良い。

言わずと知れたアカデミー受賞作品なんですが・・・。

かなり狙って作った?って思ってしまう。

アメリカ作品ではなく、これ、フランス作品。


時代は、サイレントからトーキーへ。

サイレントにこだわるトップスターと駆け出しの新人女優。

立場が逆転するシーンが、階段での再会シーン。

まだ新人女優だったペピーは階段を上り、やがて落ちぶれてゆくトップスターのヴァレンティンは階段を下りてゆく。


さらにその後の、レストランでのシーンでは二分割画面のように、左にヴァレンティン、右にペピー。

「老兵は後進に道を譲るべし。」とのペピーの言葉に、「どうぞ、譲ったよ。」と皮肉るヴェレンティン。


サイレントにこだわり続け、自ら監督・主演を果たした作品のラストでは、奇しくもアリ地獄に沈んでい行くヴァレンティンの姿が。

外に出てみれば、ペピー主演のトーキー映画に長蛇の列が・・・。


トーキーが"なんぼのもんじゃい"と、気になって観てみると・・・意外とこれが面白い!

映画終了後、ヴァレンティンに声をかけてきた渡辺直美似のご婦人。

そっちかい!

自分ではなく、愛犬ジャック(アギー)にだった。

すでに自分が過去の人になっていることを痛感。


にしても、あのジャックは賢い犬ね。


ラストはまさに往年のスター、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースへのオマージュのような軽快なステップを踏む二人に心が弾む!


監督も主演のお二人も全く初めて。

ペピー役のベレニス・ベジョは監督の奥さんなのねぇ。

お二人のお子さんもいらっしゃるとか。

素敵な女優さんだわ~。


ヴァレンティン役のジャン・デュジャルダンって、ほ~んとサイレント時代の俳優さんにピッタリのルックス!!

てか、さ、口のアップとか多い気がしたんだけど、みんな歯がキレイ!!

やっぱし"アーティスト"は歯が命だゎ。


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