第1試合にFWとして出場し、相手選手
と競り合う奥埜(左)
攻めに課題 好機つくるも無得点
攻撃に課題を残した90分間だった。両軍とも主力中心で臨んだ第1試合はスコアレスドロー。渡辺監督は仙台が主導権を握っていた内容に触れ「偶然ではなく必然として好機をつくっていた。悲観する必要はない」と一定の評価をした。
人数をかけてペナルティーエリア内で守る甲府のゴールをこじ開けようと、果敢に攻め込んだ。蜂須賀、石川直の両サイドバックが前線に顔を出して圧力を掛け、2列目からは金久保がシュートを放つ。
2トップを組んだウイルソン、奥埜が流動的な位置取りで攻撃に変化を付け、数多くのセットプレーで見せ場もつくった。
ただ、肝心のゴール前で甲府の粘りに屈する。CKで全員がゴール付近に張る相手の徹底した守備戦術の影響はあったが、奥埜は「サイドを崩した後のクロスの精度などを突き詰めたい」と課題を挙げる。渡辺監督も「決め切るところはシビアにならないと」と決定力向上を求めた。
開幕まで2週間となり、状況に応じたプレーの判断、シュートの質を高めていく作業が重要になる。奥埜は「相手に隙ができた場面もあった。(攻める)回数を増やして、じれずにプレーしたい」と前を向いた。
河北新報ONLINE NEWSより 2016年02月13日土曜日
ベガルタ仙台は12日、ヴァンフォーレ甲府と今季初のJ1チームとの練習試合を行った。
結果は、主力組出場の第一試合が0-0の引き分け、控え組出場の第二試合が0-2の惨敗。第一試合、ベガルタは多くの攻撃を仕掛けたが、クロスとシュート精度向上が課題となった様子。クロスやシュートは、得点を左右する重要なプレー。試合中のスピード感溢れるプレーの中で、集中力を持って丁寧なプレーをすることは至難の業だが、精度向上に必要な要素は、クロスやシュート技術の習得だけでなく、そこにもあると思う。
残りのキャンプではベガルタのさらなる成長を期待したい。
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