中島みゆきの歌会Vol1を見に行く。 今年の映画初め。
コンサートに行かなくなって久しい。
コロナで催しもなくなったのもあるけれど、体力的にも辛くなってきたのも。
こういうのを映画化して頂けると嬉しいお年頃。
今回は比較的新しい曲を中心に20数曲。
前回は古い曲が多かったので新鮮、相変わらずロングブレスだし、野太い声まで出る。
今回の曲の中で一つだけ70年代の曲が。 それが店の名はライフ。
この曲、アカペラで歌えたのだが、それは遠い日に。
で、聞いた途端にその頃の生活が浮かび上がってきた。
フラッシュバックと言った方が良いか、学校を卒業して仕事にも就かず、好きな事してた。
金を稼げるわけでなく、いつも無一文に近く、安酒に溺れてた数年間。
周りの男の子達、女の子達も、学生だったり、身をもち下していたり、どんな奴だったか鮮明によみがえる。
歌詞の中にあるのと同じようにように、私は荻窪の喫茶店に屯していた。
想い出してつい涙ぐむ。
たった一曲を聞いただけでこんなになるとは…。
音楽って凄いなあ。
あんな生活、後数年続けていたらどうなっていたのか、それは知るよしもない。