過去2回ほど善知鳥峠の分水嶺に行っています。
中央本線が開通したとき、岡谷ー塩尻間は大八回りと言われる辰野経由で大きく迂回していました。
辰野駅前には町に鉄道を引っ張ってきた伊藤大八の銅像が建っていました。
塩嶺トンネルが出来てここを短縮し、辰野ー塩尻は支線扱いになり、当初はクモ二を改造した単行電車が2,3人の乗客を乗せ、走っていました。
まだ、非電化だったころの辰野ー塩尻間の難所が善知鳥峠、小野駅から東塩尻信号場辺りをD51やD50追いかけた中学生でした。
最後にここを通過したのは長男の大学鉄研での貸し切り列車 ゆう ででした。
さて道路の方はR153になります。
サミットのところに看板が。 そして公園。
分水嶺公園にあるこっちは太平洋、あっちは日本海の池を見ていますが、最初の訪問時は結氷、二度目は水枯れで水が流れていく様を見られず。
今回、前日に上高地で結構水流があったので、3度目のチャレンジを。
今度は流れていました。
池には水が湧き出して……
これが自然の湧き水なのか、それともポンプで流しているかは知るよしもないですが。
で、ちょろちょろと別れていくんですね。 ちょうどここで右行くか、左行くかでその先が大きく異なる。
そう、最初の訪問の時にここで人生を考えちゃった。
自分にとってどっかに分水嶺があったんだよねー。
ただ、自分で選択したこともあるけれど、自然に流された部分も。
中学の受験だったか、大学の進学先だったか、仕事の選び方だったか、仕事を続けられたか………
はい、人生塞翁が馬です。
上司が適性を見て、仕事を続けさせたとか、自分の選択じゃない部分の積み重ねで今の自分がある。
あのとき、こうしておけばと言う後悔も有るのだけれど、それも含めての結果の積み重ねが今の人生。
あっちを選んでいればと言うのは想像するだけで楽しい事もありますが、今更言ってもしょうが無い事。
最近、色々受け止めてます。
枯れてきたんですかねぇ。