理由として初期のLN14換装車では片軸モーターを使用して、片台車を駆動しています。
メーカーもこのための床板を発売し、床下器具も既存品を少し直すだけでそのまま使えて便利でした。
ですが、LN14 と CN16 では長さが違い、モーターの後ろは床下器具による制限が生じ、必然的にモーターは台車寄りに配置することになります。
その結果、ギア後端とモーター軸間が短くなり、伝動軸の振れ幅は大きくなるし、カーブでの伝達ロスが発生します。
モーターには余力があるし、M比も上げていますので、これが原因で走らなくなることはありませんが、R600を走らせるとカーブでガクッと減速してしまいます。
また、軸が短いことで抜けやすくなってしまう弊害もありました。
この後に改造している両軸モーターを使用した車両では、モーターは車両中心部ですので、ギア後端とモーター軸間は長く、伝動軸の振れ幅も小さいため、このような現象は出ません。
改造前のCN16 を使用した完成車両でも十分な距離があったため、不都合は生じていません。
更なる運転性能向上を目指し、一部の車両について再改造したいと思います。
幸い、ここ2年でLN14用の床板の種類も増えました。
これによって、モーター位置がオフセットされた床板の販売もなくなっていますので、メーカーでもこの問題を把握しているのでしょう。
別に片軸モーターでも、台車との距離を確保してやれば問題は解決します。
この場合でも、床板の改造と床下器具の交換は必要になります。
気動車は床下にごちゃごちゃとありますので、どこをどう省略するかは難しいです。
うちでは運転を重視して、見た目を我慢しています。
MP動力のために、水タンク、燃料タンクを外側のみ残し、ぶった切るなんて許せない方も多いでしょう。
わざわざ動力換装するのは走らせて遊ぶためですので、この辺は妥協しています。
能書きはともかく、2年ほど前にいじり始めたキハ30系に2両の片軸車があるので、手始めに再改造してみましょう。
普通なら、床板をはじめ必要パーツを購入、休みの日に工事ですが、仮住まいの現在、スペースはないし、工具が見つからなかったりですので、つい手抜き工事を。
某店でポイントアップしてやるから在庫を買えと、おはがきが来ていましたのでその策に乗ることに。
こんなことするとMPギアが余ってしまうのですが、楽なほうに流れてしまいました。
ズボ換えといいます。
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とらやん
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