珍しい物がいっぱいの人の家。人の家に上げてもらうのは嬉しかったものです。
親しい知り合いや親せきのの家は、あれは何、これは何?と目をランラン。
あまり親しくない知り合いや、なりゆきでおじゃました方のお家だと、うちは町場だから職業も様々でなんだか異文化のようでした。
工場やお店については好奇心も表に出せたけど、生活についてはあれこれ聞かない方が礼儀に適っている気がしていました。
今ではあのころより、生活が均一化しているのではないでしょうか。お店や職場に子供は顔も出せなくなりました。でも下町や地方だと、まだ子供たちはお母さんの仕事場に顔を出したりしているかもしれません。そこで遊んで叱られたりもして。