晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

黒揚羽舞う経が岳山頂

2012年06月03日 | 
久しぶりに体力フルパワーの山登りです。「こうでなくっちゃ!」鎖を掴み踏ん張って登る岩登りはやっぱり醍醐味が違います。蒸し暑い日でしたが、たぶん馬の背からの稜線に風が吹くだろうと平谷からのコースを選びました。

コース   平谷登山口~平谷越~経が岳山頂(往復)

行動時間  6時間弱

時折り、風に乗り登山道に咲くガクウツギの淡い香りが鼻腔をくすぐります。



ナルコユリは重たそう。色合いが素敵で大きくアップで撮影





日陰を好むコバノタツナミソウは目も覚めるような鮮やかな青。



これこそフタリシズカかな



常盤木が多いこのコースは1年中落ち葉がたえません。登山靴が半分隠れるほどの春落葉に、油断して無用心に足を乗せると乾燥した葉に足を掬われ滑ってしまいます。かねて使わない内筋によほど力を入れてしまったのか、翌朝いつになく筋肉痛がありました。



途中のピークは、一時不法伐採で騒然となりましたが見晴らしが良くなったのはありがたい。空気が澄んでいて遠くまで見渡せました。



しばらく登らない間にケルンが増えていました。「積み上げながら登るって結構暇だよねぇ~」「そういう私たちだって充分暇人の資格があるよ」



ツクバネウツギの花の中は幾何学模様!



ユニークなヤマグルマの花、ヤマグルマ科 ヤマグルマ属の 1 科 1 属 1 種 の珍しい植物です。



山頂近くの岩峰から見ると俵山がぐんと迫っている!この迫力さがたまりません。



ちょうど団体さんが下りるところでラッキーでした。山頂からの景観も申し分なく





クロアゲハが山躑躅の蜜を吸うのに一生懸命でした。



山に登った日の夜、ベッドで目を閉じると出会った木々や花々、山頂からの山並みが次々に現れ、そこを吹く風に包まれ眠りに落ちます。雨が降り出すと、あの花は冷たい雨に打たれているんだろうなとか、月夜の晩はこうこうと照らされた尾根道とかを想像しながら・・・。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
経ヶ岳山頂 (ぼん天棒)
2012-06-07 11:23:41
アチさん
bambooさん
お早うございます

平谷から経ヶ岳へ登られたんですね
経ヶ岳山頂でお会いした時のことを
思い出しながら拝見しました

花の写真を拝見しながら知っている花が
多くなって来たなぁと思ったら・・・・

一寸吃驚
雲仙岳でしか見れないと思っていた
ヤマグルマの花が、多良岳でも
咲いていましたか~
綺麗に撮れているのでしっかりと拝見しました

クロアゲハは先日登った作礼山でも
ひらひらと戯れながら舞って居ました
あの時は恋の季節のようでした

昨日はそよかぜさん達と多良海道
を鹿島から肥前山口まで歩いて
来ました
後一回塩田あたりを歩くとの
事でした

返信する
コメント (bamboo)
2012-06-08 09:44:01
おはようございます

>雲仙岳でしか見れないと思っていた
ヤマグルマの花が、多良岳でも咲いていましたか

岩が好きなヤマグルマさんは経が岳や舞岳の尾根岩峰部分では良く見かけますよ。

>クロアゲハは先日登った作礼山でも
ひらひらと戯れながら舞って居ました

撮影したクロアゲハはもしかすると、
後翅に白黄紋があるモンキアゲハだったのかもしれません。尾状突起のないナガサキアゲハなど紛らわしい蝶がたくさん居ます。
昆虫観察も植物同様で始めるとなると大変ですが、自然界は楽しみがいっぱい詰まっている
宝箱のように思えます。

作礼山では5月終わりにキンランを見られるのですね。お驚きですが、ぼん天棒さんの願望に金さんが応えて待っていたのかもしれません
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。