鹿児島では「グベ」と呼んでいた。狩りに出かけたお土産として、父は良く幼い私の手に卵大の紫の果実をほいと握らせたものだ。ところが、「うまいぞ」と言って差し出されたものの、口に含むと酸っぱくて全然美味しくない。というより、舌に転がしたぬめぬめの果肉を種から上手に取り出すのが難しくて、苦労して食べる割には胃袋におさまる量の少なさにもらっても嬉しくない記憶がある。
山に登り始めたころ、香り高い白い清楚な花に惹かれてしまい、後で調べてみるとグベの花だったことが分かった。えっ、これがあの不味くて不格好な実の花だったの!驚きでした。
さらに調べると「むべなるかな」の語源にもなっていたのです。
天智天皇が8人の子供を持つ大変元気で健康的な老夫婦に出会い、「汝ら如何に斯く長寿ぞ」と長寿の秘訣を尋ねたところ、老夫婦は「この地で取れる無病長寿の霊果を毎年秋に食します」と言いながら果実を差し出した。天智天皇は一口食べ、「むべなるかな(もっともであるな)」と応えられたそうだ。
えっ、あれを美味しいというのかと驚きもしましたが、贅沢な今の時代と比べ、当時は美味しいものだったにちがいありません。昭和2年生まれの父にとってもそうだったと思えば何て現在の食生活の豊かで贅沢なことよと反省もさせられました。
庭先のフェンスに絡ませている住人とは気が合いそうで、どんな方なのだろうとお顔をみたくなりながら前を通ります。
公園のつつじや藤も人目を楽しませてくれるけれど、山好きな私はどうしても階段の横に咲いているガマズミの花などに目がいってしまいますねぇ~。
山に登り始めたころ、香り高い白い清楚な花に惹かれてしまい、後で調べてみるとグベの花だったことが分かった。えっ、これがあの不味くて不格好な実の花だったの!驚きでした。
さらに調べると「むべなるかな」の語源にもなっていたのです。
天智天皇が8人の子供を持つ大変元気で健康的な老夫婦に出会い、「汝ら如何に斯く長寿ぞ」と長寿の秘訣を尋ねたところ、老夫婦は「この地で取れる無病長寿の霊果を毎年秋に食します」と言いながら果実を差し出した。天智天皇は一口食べ、「むべなるかな(もっともであるな)」と応えられたそうだ。
えっ、あれを美味しいというのかと驚きもしましたが、贅沢な今の時代と比べ、当時は美味しいものだったにちがいありません。昭和2年生まれの父にとってもそうだったと思えば何て現在の食生活の豊かで贅沢なことよと反省もさせられました。
庭先のフェンスに絡ませている住人とは気が合いそうで、どんな方なのだろうとお顔をみたくなりながら前を通ります。
公園のつつじや藤も人目を楽しませてくれるけれど、山好きな私はどうしても階段の横に咲いているガマズミの花などに目がいってしまいますねぇ~。
ちょうど基山の勉強をしていて
天智天皇の時代だったので
「むべなるかな」 が気になりました
>何て現在の食生活の豊かで贅沢なことよと反省もさせられました
そうですよね~ 山で見かけても、ザックの中においしいお菓子が入っているので食べなくなりましたからね(反省)
彼が落ち着いたら、根拠地にして基山から天拝山、大宰府など史跡巡りも面白そうと考えていました。
もちろん息子からOKをもらっていますよ。