8月にならないと色付かないはずなのに、今年は早いようです。雨で濡れた道に朱い実がたくさん落ちていました。ビワに比べると不味いことから「イヌビワ」の名をもらっていますが、甘いイチジクに似た味がするそうですよ。(試したことはありません)。実がなるからには勿論花が咲くはず。驚いたことに見た目はまったく実と同じような花が↓4、5月頃に咲きます。
イチジクの仲間なので、花のつき方は無花果状果序(いちじくじょうかじょ)。つまりこの丸くなった花嚢の中に花が咲いているのです↓画像。 また受粉する専用のミリ単位の小さなイヌビワコバチがいて赤い突起状から出はいりし、イヌビワコバチは中で卵を産むという共生関係を保っていました。画像は樹木事典からお借りしていて、もっと詳しく知りたい方はそちらで読まれて下さい。