晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

帆場岳 3年ぶりの邂逅

2016年03月20日 | 
100年山桜のお目覚めは未だと解っていても様子伺いに登りたいのは私たちだけではないようです。すでに車道の脇に駐車している車が数台ありました。登山靴に履き替えている愛想の良い男性も桜お目当てみたい。「ここの桜の木は格別お寝坊さんですからね」と応えたのは悪かったかな?

登山道には、100年桜の他に目立つ山桜の大木が2本あります。そこに残念な異変がありました。桜を擁護するためなのでしょうが、周囲の自然樹木がきれいさっぱり伐採されていました・・・。枝打ちぐらいで済ませられなかったのだろうか。
そんな感想を持ったのは頂上のオガタマノキ(招霊の 木)も真ん中からばっさり幹を切られ半分になっていたからでした。すぐ横には植栽されたソメヨシイノの木があり、おそらくソメイヨシノの邪魔になるからという理由からだったのでしょうが・・・。日本人の行き過ぎた桜信仰をみた想いです。このオガタマノキは自然樹だったのでは。

無残な半身となったオガタマノキ



嘆いていると「あなたとはどこかで会ったような気がするんだけど、どこだっただろうか」と、温和そうな年配男性に声をかけられました。すぐには思い出さなかったのですが、3年前の3月26日にお会いしたYさんでした。花だけでなく新しいルートまで教えてもらい、途中まで同行して下さったのでした。改めてお礼を言いながら、本当に山での出会いは花とともにあるとつくづく思います。

山頂には芳しい黒木(クロキ)の花も咲いていました。






これは何の樹だった、Yさん?




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