晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

脊振山麓で暮らす

2015年09月26日 | 
先輩友人宅で恒例のBBQパーティーに招かれました。40年前、この家の主・Yさんは大学入学して間もないアチさんらを勧誘し、音楽の素養が皆無だった5人を率いバンドを結成しました。
バンドリーダとして彼は楽譜も読めないアチさんらに音取りを敢行。いつもながら奥歯に衣着せぬ毒舌に、傍らで見ていた私はついていく者の気が知れない思いで眺めていました。夏休みを返上し楽器を揃えるために荒稼ぎしたアルバイトなど、巧くなりたいの熱意があればこそだったのでしょう。
起ち上げたバンドが、廃部の危機を免れ長く引き継がれているのは創設者にとって格別の想いがあるのでしょう、毎年BBQパーティーを開き新しい学生たちをも招いているのです。それは定年退職後に佐賀の山麓に移ってからも欠かしたことはありません。
彼の豪快な生き方に周囲の者は驚かされるばかり。

3000坪の敷地なので下画像の風景も住居地内です。車で10分走っても人家はありません。



敷地内に小川が流れ山でしか見られないアキノウナギツカミやツリブネソウが群れ咲いていました。それもそのはず、ここは標高700m足らずだから当たり前。冬は樹氷やダイヤモンドダストも日常見られる地、小屋にはスノーシューが2足吊り提げてあります。





後輩たちの平均年齢は何と20歳!自分らの子供たちよりもずっとずっと若い子らでした。



犬5匹と1m弱ぐらいの陸亀、サギが食べ残した鱒数匹を加えてのファミリー。何故陸亀に旗を立てているのかって?
それは迷子にならないため。この日も雑草を食べながらあっという間に見えなくなり何回か探しました。





(↑の画像を絵葉書にした御礼状を出しました)

白いものがだいぶ多くなってきたYさん、いつまでもいつまでも我が儘なあなたで居て下さい。夢を実現している実行力は尊敬に値します。

久しぶり脊振り山系麓に広がる風景を眺め忘れていた峰々が蘇りました。近々登り山懐に抱かれて遊ぼう!



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