4772.~基礎機能の保障を~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「造形、期待を膨らませ」(7月31日)
おはようございます。Elephas 国立北口教室の鵜澤です。
教室の入り口には、月ごとの造形をディスプレイしています。
小学校3年生のNくんは、エレファースに通い始めた頃、造形にやや消極的な場面もありました。
しかし、7月のディスプレイを見て、
「まず、カレンダーを作って、次にこの恐竜を作りたいな。最後にアサガオを作る!」と声を弾ませながら講師に伝えてくれました。
造形に対する期待を膨らませ、作る順番もはっきり伝えたNくん。
この意欲や計画性を、講師は学習にも繋げていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
造形リトミックメソッドによる、リズム造形、歌唱造形、創造造形、それらは認知機能と巧緻性の発達を促す、基礎機能形成のためのプログラムです。ともすると、「そんなことよりも、ひらがなや漢字の習得を」「算数の文章題ができるようになることの方が・・・」と先を急がれる声を耳にすることがあります。しかし、造形リトミックは、教科学習の課題を習得するための機能を育てるものですから、急がば回れ。基礎の形成を確実に行っておきましょう。基礎が確実に築かれていれば、その上に無理なく次の課題を積み上げていくことができるのです。楽しい学習は、基礎機能の保障があってこそです。Nくんも、Elephasの生徒さんとして、楽しい一歩、確実な一歩を踏み出されたようですね。