4773.~急がば回れ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「頑張りと成長を」(8月1日)
おはようございます。Elephas 西国分寺教室の小川です。
「先生、大好き~!」とまずはハグで始まる、愛嬌たっぷりのAくんは明るく、元気な生徒さんです。
そのたびに親御様は、
「誰とでもすぐに仲良くなるのはいいのですが・・・」と少々苦笑気味です。(笑)
さて授業開始時には、授業スケジュールを示しながら、講師が
「今日も勉強頑張るぞ!」と声を掛け、まずはリズム造形から。
Aくんは書字に課題があり、取り組む態勢も難しい状況でありましたが、
毎回の最初の授業「リズム造形」の際に始点と終点を意識させながらしっかりと線を引くことを促し継続することで、
徐々に点と点を結んで描くようになり、最近では名前のひらがな書きも嫌がらず取り組むようになってきました。
とても強い意志表示をする生徒さんであり、ご入会当初は鉛筆を持つことすら拒絶する状況でした。
書字に取り組む姿勢ができたことだけでも、大きな一歩としてAくんの頑張りと成長を感じています。
ほかにも教科書や初級テキストの「ひらがな」の音読にも取り組み、講師が音読したあとに復唱しています。
Aくんが少しでも成長できるよう、サポートしていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Aくんも、リズム造形の効果が表れた好例のおひとりですね。リズム造形は、点描から始まり、たて線、よこ線、・・・と24の課題を無理なく進めていきます。しかも、リズムに乗って歌いながら楽しく。いきなり文字を書くことに比べ、はるかにやさしく、楽しく取り組めます。うまくできれば、子どもは楽しくなります。「もう1かい、もう1かい」と意欲も湧いてきます。機能が育つ前にむずかしい課題に取り組ませて、学習嫌いにさせてしまうことほど残念なことはありません。やさしいことから、楽しみながら、できる喜びを。