4224.~伝える~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「心配したね」(11月1日)
おはようございます、越谷教室の西です。
常に挨拶や、待合室での態度など大変立派なOさんです。
学習中はしっかり集中し、言葉は少ないOさんなのですが、ある授業のとき、いきなり、
「心配したね」という言葉を2、3回。
何かあったのかなと思い、
「何を心配したの?」と伺うと、
「お母さん入院です」とおっしゃり、
「それは、心配ね。家族でお手伝いをしているの?」と伺うと、
「手伝いをしています」とのお返事でした。
Oさんは以前から、幾つもの家のお手伝いをされていて、お母さまから、
「しっかりと手伝いをしてくれるので、大事な家族の一員です」とのお話を聞いていました。
今回のお母さまのご入院で、Oさんはさらに お米の軽量,コメ洗い、水加減、押し麦を加える事をしっかり覚えて
家族全員のご飯炊きを任され、お母さまの退院後も継続されているそうです。
Oさん、更に家族のために重要な役割を担っていて素晴らしいですね。
私たちは、いつもの授業の中で、生徒さんの些細な行動や言葉等を受け止め、
それを学習に反映させていきたいと思いました。
◇ワンポイント・メッセージ
Oさんの言葉を聞き洩らさず、Oさんの気持ちに応えることができましたね。言葉少なめのOさんが、一心に伝えたかったこと、・・・お母さまの入院。よほど、心配されたのでしょう。Oさんにとって、一大事でしたね。言葉は、気持ちが動く時に出ます。大きく動けば動くほど、出ます。Oさんの心配の度合いが窺えます。Oさん、お母さまが無事に退院されて良かったですね。