発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3387.~学ぶ楽しさを~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「あの時、やってよかった!」(2月15日)

おはようございます。東中野教室の藤生です。

この1月、Sくんは晴れて第一希望の高校に進学が決まりました。

入試の時にはその高校の先生に、面接も作文もとても素晴らしかったと、お褒めの言葉をいただいたそうです。

入試に向けて、Sくんは本当によく頑張りました。

特に原稿用紙600字の作文は、1年前からじっくり練習を重ねていきました。

最初は小さな原稿用紙のマスに文字を書くのが慣れず、文字の大きさや位置がでこぼこに。

そのうち目も疲れてきてしまい・・・。

まさに作文は苦行のようでした。

そこで原点に戻り、ひらがなを形よく整えて書く練習を始めました。

改めてよく見てみると、ひらがなは丸みを帯びた形をしています。

その発見がSくんには新鮮だったようです。

見本を丁寧になぞり書きし、次にその形をそっくり真似てみて、「どれが一番上手にかけているか」を一緒に選びました。

自分の字を客観的に見ることで、Sくんの字は格段に上手になっていったように思います。

それにともなって、漢字もバランスよく書けるようになりました。書く内容も自分の言葉で何度も吟味して練習を繰り返し、形の良い文字が中心に揃った、とても見やすい立派な作文が完成しました。

「あの時のひらがな練習、やってよかった!」と嬉しそうに話すSくん。Sくんが、持てる力を存分に発揮できたことを、講師として誇りに思います。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

Sくん、この一年の努力に悔いなし、ですね。スモールステップで、地道に努力されました。しかし、ひたすら努力したというより、少々ゆとりさえ感じられます。ひらがなの特徴の発見、自身の文字の評価、漢字への発展、内容の吟味、すばらしい歩みでしたね。きっと、学ぶ楽しみを得られたことでしょう。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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