4032.~数をイメージ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「紙芝居で」(3月21日)
おはようございます。所沢教室の吉住です。
2年生のYくんは、10までの足し算ができるようになり、くり上がりのある足し算の学習に入りました。
まず2つの整数を足して10にすることを考えてみます。
9と1、8と2、7と3‥‥難なく答えられます。
では9に2を足すと???わからなくなってしまいました。
9個のマスに2マスの1個分だけが足され10マス+1マスの図を見ても、2を1と1に分解して9に1を足すさくらんぼ算をやってみても、納得がいかない様子です。
そこで、ストーリーを考えながら絵を描くのが大好きなYくんに、紙芝居仕立てで説明してみようと思いつきました。
くま君はお母さんに、「りんごを10個集めてきてね!」とカゴを渡され森へ出かけます。
9個まで集めたところで、りんごがみつからなくなってしまいました。
泣きそうになっていると、3個のりんごをカゴに入れたうさぎさんと出会いました。
くま君がわけを話すと、うさぎさんはニッコリと1個分けてくれました。
これで、りんごが10 個になりました。ところで、
「Yくん、くま君とうさぎさんのりんご、合わせていくつ?」
「12こ!!」元気に答えてくれました。
それから、9+□、8+□のくり上がりのプリントに取り組むと、スラスラ解くことができました。
次は7+□の足し算にチャレンジです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Yくん、紙芝居仕立てのストーリーで、数の移動のイメージができたようですね。工夫次第で、課題解決。課題そのもので、楽しく遊ぶこと。すばらしいですね。