4833.~カードで和やかに~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「九九 カードで楽しむ!」(10月10日)
おはようございます。教室支援課の山下です。
西国分寺教室で新たに担当することになったKくんと九九を学習しています。
九九というとカードにしたもの(教材)を思い出す人もいるかと思います。
講師は、かなり初期の頃に手作りした九九カードを持ち歩いており、Kくんの授業でも使っています。
カードを使うと生徒さん方も喜んで取り組みます。
オモテ面の九九(例.さざん、3×3)を問いかけ、答えてからウラ面の答を見せる(例.3x3=9)。
「やったぁ、正解!」、「あぁ、ちがったかぁ・・・」。
一喜一憂どちらにしても暗記の手助けになっていきます。
普通の使い方では面白さも行き詰ってしまうため、トランプの「神経衰弱」みたいなゲーム式で使うこともしばしば。
ウラ面の答を上向き、オモテ面の九九を下向きにして机上に並べ、九九を言い当てられたらGet! といった具合です。
このやり方だと、3×2と2×3が同じ6になること(交換則)や、
2・9=9・2=3・6=6・3=18といった素因数分解の基礎になることも学べたりして一石二鳥+αの効果もあります。
Kくんもですが、他の教室の生徒さんもハマってくれて、中には9・9=81、8・8=64、・・・といった平方数を即座に暗記した生徒さんもいます。
今後もさまざまな教材のクロスオーバーで生徒さんの喜ぶ授業を目指していきたいです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
楽しんで学習できるのが、一番です。生徒さんが楽しみ、喜んでいる時、講師も一緒に楽しんでいます。そんなプラスの関係性が、学習への集中と持続を可能とし、自ずと理解を深めます。「あぁ、ちがったかぁ・・・」と、間違えを受け容れられる態勢になっていることもすばらしいですね。カードの力でしょうか?和やかな空気が、気持ちにゆとりを持たせるのでしょう。