「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「手作り物差しで!」
おはようございます。所沢教室の吉住です。
Sくんは物差しの目盛りを読むことを学習中です。
10mm=1cm 、100cm=1m の理解も課題です。
“長さ”や物差しを身近に感じてもらうため、目盛りの入った20cm程の物差し型の厚紙を用意し、
Sくんが1cmごとに目盛りの数字を記入しました。
その手作りの物差しで回りにある消しゴムや鉛筆などを測ってみました。
目盛りの数字が大きいからでしょうか、自分で書いたからでしょうか、楽しく学習をすることができました。
その物差しは教室で保管し、時折り登場させています。
先日、2時間続きの授業の休憩時間に、色紙で大好きな紙飛行機を折り、飛ばしたいと話します。
「どれだけ飛ばせるか、測ってみよう!」
立ち位置と落下点にテープで印をつけ、巻尺で測ります。
1度目はSくんが巻き尺の始点を押さえ、2度目は落下点まで巻尺を引っ張りました。
1回目の記録は3m88cm。2回目は5m。3回目は4m84cm。
「Sくん!2回目が1番遠くまで飛んだね!」
きっちりと目盛りを読むことを目標に、
長さを測るということにもっともっと興味を持ってくれたらと願いつつ授業を進めています。
◇ワンポイント・メッセージ
生き生きとした、すばらしい実践ですね。”長さ”も、感じるもの。実践を通して、感覚的に、また体験的に学習したことは、しっかりと定着し、記憶されるはずです。