3182.~言葉の力~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「お母さん、大好き」(6月20日)~
おはようございます。武蔵境教室の柿沼です。
いつも思います。生徒さんはみんな、本当にお母さんが大好きだと言うことを。
・発語が少ないながらも「お母さんは来る?」とたびたび尋ねる生徒さん。
・ふとした瞬間に講師を「ママ」と呼ぶ生徒さん。
・授業が終わる頃になると何度も待合スペースのお母さんを気にする生徒さん。
・授業中にも“優しいママ”や“うるさいお母さん”の話がよく出てきます。
いよいよお母さまがお迎えにいらした瞬間、生徒さんはみな笑顔いっぱいになります。
年齢の低い生徒さんは抱きついたり、頑張った報告をしたりと思い切り甘えることもあります。
ちょっと大きな生徒さんは、授業のご報告をしている間に顔をそらして知らん顔をしてみせたりします。
その時に同じなのは、お母さまの生徒さんを包み込むような温かい眼差しです。
ご自身がお疲れのご様子の時でもお困りのご様子の時でも、それは変わりません。
お子様を大切に思っていらっしゃる気持ちが生徒さんを包み込んでいて、
生徒さんはその温かさに本当に安心感を得られるのでしょう。
私たち講師は、お迎えにいらしたお母さまに「大丈夫ですよ。頑張りましたよ。」とお伝えし、
寄り添い、応援していきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
そうですね。生徒さんとお母さま、その心のつながりを私たちは何気ないご様子や言葉を通して感じ取ることができますね。
それだけに子どもは、お母さまに喜んでもらうために頑張りすぎたり、お母さんに嫌われたくない、という思いも強く持ったりもします。その分、大好きなお母さんからの一言は、子どもには思った以上に響くものです。ですから、「いい子だね」「頑張ったね」「お母さんも大好きよ」というメッセージを言葉やしぐさ、行動で日常的に示してあげることはとても大切です。
お母さまからの温かい言葉は子どもにとって心の栄養です。そうした言葉によって、お母さまとのつながりによる安心感はますます確かなものとなります。安心感のある子どもは、強い心を持つことができます。いろいろな出来事を受け止め、越えていくことのできる基盤を形成していくことができるのです。お母さまからの言葉は、とても大きな力を持っているのです。