3164.~負担を除いて~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ある映画から」(5月30日)~
おはようございます。国分寺教室の西岡です。
都市のエリート校から1年間の期間限定で地方の中学に赴任した教師と、子どもたちとの交流を描いた映画を観てきました。
赴任した中学は移民や貧困の問題を抱えています。最初は、荒んだ環境に戸惑い、生徒たちの態度にも呆れる先生でしたが、情熱と工夫で教室を変えていきます。
諦めることに慣れてしまっている生徒たちも、徐々に意欲を取り戻し、瞳が輝き始めます。
「できない子なんていない」「子どもの着眼と発想は皆それぞれに素晴らしい」と改めて気付かされるストーリーでした。
主人公の先生も経験は豊富ですが完璧ではなく、失敗もします。子どもたちと一緒に先生も成長していく様子が素敵でした。
心の清涼剤となるような映画でした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
映画~「赴任した新教師が呆れるような生徒たちの態度」「諦めることに慣れてしまったような生徒たち」・・・、でもそんな生徒たちが変わることができたということは、以前の状態であった生徒たちにはそれはそれでそれなりの理由があったということですね。
その理由を解きほぐしていくことによって、生徒たちは変わっていきます。
様々な条件や状況、環境によって本来の姿が現れていない生徒たち、そのマイナスを取り除くことによって、本来の姿が現れてきます。
私たちの教室においても同様です。時にどうしても学習に対して拒否的になってしまう生徒さんがいます。それは“態度の悪いどうしようもない”生徒さんなのでしょうか?・・・決して、そんなことはありません。どこかで学習に躓き、自己の在りように本当に困ってしまっているのです。ならばその困っているところを探り、感じ取り、そこにある問題をとり除いていってあげることです。5月に入会されたばかりのこの生徒さん、学習におけるこれまでのマイナスの経験からくる心の負担がまだ除き切れていません。焦らず、ゆっくりと一つひとつ取り除いていってあげましょう。「私だって分かるんだ」と、少しずつ自信を得ていくことができるように。