3013.~積み重ね~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「コツコツ努力」(12月5日)~
おはようございます。国分寺教室の青野です。
現在中学生のMさんは、とても努力家の生徒さんです。授業では、小学生の頃から主に算数・数学の問題に真剣に取り組んできました。中学生になり新たな学習内容も増えたため、いかにして学校の進度についていくかが課題だったのですが、今回、小学校時代の努力が助けてくれました。試験範囲のうち、小学校時代に学習した「割合と百分率」について十分に理解できていたため、Mさんにとってまだなじみのない「文字式の加法減法」により多くの時間を割くことができたのです。そして集中的に学習できたことにより、文字式に関しても、理解を深めることができました。
講師にとっては、一年前にじっくり取り組んだ学習内容がきちんと定着していたこと、またそれが現在の学習計画を助けてくれたこと、二つの点でたいへん嬉しいできごとでした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
教科学習、特に英数国の3教科は積み重ねが大切ですね。
「その時はできたのですが、しばらくすると忘れているのです」というお話をよく耳にしますが、“本当にその時理解できていたのか?”、・・・と確認してみましょう。
理解できているようでも、理解が不十分であることはよくあることです。講師に導かれながらできた、短期記憶でどうにかできた、など本当に理解しているか?と問うと自信をもって頷けないことがありがちです。
その点コツコツと努力するMさんは、はじめは導かれながらどうにか解答していたとしても、家庭学習や教室での自習によって、ひとつひとつの課題を習得するところまで到達できたのでしょう。ですから、積み重ねることができたのです。単元ごとの積み重ねは、習得してこそ可能となります。