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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

483.早めの準備で、ひとり通学実現

483.早めの準備で、ひとり通学実現
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 前回は、早めの就学準備のお話でした。早目がいいのは、これだけではありません。ある生徒さん、中学進学に向けて早めにひとり通学の準備を進めて、4月、5月、6月の今、ひとり通学が実現しています。ひとり通学は、進学前からの親御さんのご希望でした。

 ご家庭での実地の練習だけではなく、順路や交通手段をカード化して時系列に並べるなど、机上でもいろいろな学習に取り組みました。始めてみると、学習課題にもいろいろな要素が登場してきて、学習はどんどん発展していきます。

 ・バス停や駅の名称が読めること。
 ・停留所や駅の順番が分かること。
 ・それを覚えること(記憶)。
 ・路線図が分かる(分かるようになる)こと。
 ・時刻が分かる(分かるようになる)こと。
 ・時間が分かる(分かるようになる)こと。
 ・お金やカードの取り扱いが分かる(分かるようになる)こと。
 ・行動の順番が分かる(分かるようになる)こと。
 ・失敗したときの対処の仕方が(分かるようになる)こと。
 ・連絡手段の獲得
 ・精神的な成長と安定化

 思いつくままにあげても、すでに10項目以上ですね。列挙してみて気づきましたが、いずれもはじめからできていることではなく、やりながらできてくることなのです。読めるようになる、分かるようになる、覚えられてきた、精神的に成長してきた、安定してきた、・・・この先さらに課題は広がりまた深まり、学習機能は高まることでしょう。

 実践と結びついた学習は、実地体験と知的経験とがマッチして、学習効果や定着度も高まります。教室で学習したことを実地で確認できたら、聞いたとおりだ、見たとおりだ、こういうことだったんだ、・・・とわくわくしながら納得できることでしょう。私達も地図にある建物や目印が、実地でその通りだと確認できたときは、とてもうれしいものです。それと同じ気持ちでしょう。

 早めに目標を設定して、ゆとりを持ってじっくり取り組めば、生徒さんにも親御さんにも、また講師にさえストレスがかからず、却って楽しみながら、思い以上の効果が得られるものですね。
 

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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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