先週のブログにてもみじ狩りに行った時の写真をたくさんアップしました。
今日は日本の歌
「もみじ」について、あれこれ思うことを書いてみたいと思います。
日本の歌百選【もみじ】クリックして聴いてね♪私の演奏です
秋の夕日に 照る山もみじ
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる カエデやツタは
山のふもとの 裾もよう
谷の流れに 散り浮くもみじ
波にゆられて 離れて散って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦
美しい景色がありありとうかんでくる....なんて素敵な歌詞でしょうか⁈
明治44年に発表され、今も小学4年生の唱歌という事ですが
高学年の生徒さん数人にこの曲について聞いてみたところ
「そんな歌習ったような・・・」「歌詞は覚えていない」「一度も習ったことないよ」
などという返事が返ってきました
もしかしたら学校の先生もこの曲の良さを理解していないのでしょうか⁈
一行一行の美しい日本語の意味を是非とも学校の音楽の授業を通して教えて欲しいと思います。
歌詞の意味を理解して、情景に想いを馳せながらくり返し歌ってほしい
切に願います。
「照る山」 美しい山々が夕日を浴びてより鮮やかなようす
「濃いも薄いも」 さまざまな色を表しています(私は子供の頃、濃い→恋と思っていました)
「松をいろどるカエデやツタ」 カエデやツタが緑色の松のまわりに彩りを添えている
「裾もよう」 着物の裾模様のようで美しい
「散り浮く」 散ったもみじの葉っぱが谷間の流れの中に浮いているさま
「赤や黄色の~ 」 赤や黄色の色さまざまなもみじが
「水の上にも織る錦」 まるで錦模様の織物を水面に広げているようだ
「錦」 さまざまな色の糸を使って織られる非常に豪華で美しい織物
ざっくりと意味を書いてみました。
小学生の子供にもこの美しい景色を心の中できっと感じとってもらえることと思います。
核家族化・スマホの普及などにより個人主義の加速・コロナ禍・・・・
日本人としての情緒を奪われていく一方のこの世の流れ
子供に分からない歌詞だからといって、教科書から排除するのではなく、
きちんと意味を教えて「生きとし生けるもの」「自然」の声に耳を傾ける・・という日本人の素晴らしい情緒を豊かに育てていきたいものです。