極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

かそけきサンカヨウ (2021)115分

2022-07-07 19:14:29 | 日本映画(DVD・TV)





 幼いころに母が家を出てしまい、父との長い2人暮らしの中で家事も自分でこなすようになっていった高校生の陽。幼なじみで同じ美術部の陸に淡い恋心を抱きながらも、静かで穏やかな日々を送っていたある日、父から再婚することを告げられる。唐突に訪れた父の再婚相手とその4歳の連れ子との新しい生活に戸惑いを隠せない陽。そんなある日、彼女は画家である実の母・佐千代の個展に陸を誘うのだったが…。


 WOWOW ★★★☆


 今泉力哉監督作品は好きです・・・いきなりだけど
パンとバスと2度目のハツコイ(2018年)
愛がなんだ(2019年)
アイネクライネナハトムジーク(2019年)
mellow(2020年)
his(2020年)
街の上で(2021年)
あの頃。(2021年)

 2018年以前の作品は見る機会が無いのが残念ですが、上に上げた作品達はWOWOWや日本映画専門チャンネルで見ることができました。

 で、今回の「かそけきサンカヨウ」が一番ピュアな作品だと思います。もちろん窪美澄の原作がピュアなのでしょう。志田彩良演じるヒロインの産みの母が突如家を出ていく理由が不明ですが、可愛い娘を手放してでも、家を出たい理由って一体何があったのでしょうか。

 父親が再婚することになり、10歳も年下の妹ができた戸惑いや、お姉さんと言ってもいいくらいの若い義母との関係など、なかなかイマドキの女の子の心情がうまく描けています。

 鈴鹿央士演じる、モテ男があまりにも女心がわかっていないところに歯がゆいながらも好感が持てます。同い年の男女は女が数歳精神年齢が上なのがよくわかります。ヒロインの友人であるあの子も彼のことが好きなんだけど、鈍感な彼は全くわからず、結果として女心をもてあそぶようなシーンもあり、「おいおい・・・女泣かせ!」なんて言いたくなります。

 サンカヨウって花、観てみたいですね。

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