共喰い [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
アミューズソフトエンタテインメント |
共喰い (集英社文庫) | |
田中 慎弥 | |
集英社 |
昭和63年の夏、山口県下関市。父・円とその愛人・琴子と暮らす17歳の青年・遠馬。円にはセックスの時に暴力を振るう性癖があり、実の母・仁子はそれが耐えられずに、遠馬が生まれるとすぐに家を出ていった。そして今は、川一本隔てた魚屋で一人暮らしをしていた。やがて、遠馬は幼なじみの恋人・千種と何度も交わるうちに、嫌悪していたはずの父と同じ忌まわしき血が自分にも流れていることを思い知らされていくのだったが…。
WOWOW ★★★
原作を忠実に映画化していると思います。原作を読んだ時の感想はこちら
ただ、ここで何度か触れたように私にとってはこの「共喰い」は原作を先に読んでしまったので、どうしても映像化されると辛いものがありました。
文章なら「妄想」に浸れるんだけどなぁ(爆)
まあ主演の今売り出し中の菅田将暉(一瞬、さだまさしに聞こえます(笑))や父親役の光石研、母親役の田中裕子も迫力満点でしたし、彼女役の木下美咲も年齢よりもずいぶん若く見えて、なかなかかわいかったです。
物語は昭和最後の年(もちろん昭和64年も7日間存在しますが)の話で、この映画も昭和天皇崩御をもって終わります。良くも悪くも「昭和」を描いた映画なのでしょう。
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