「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐために仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
久々に「ちゃんと」伊坂幸太郎の作品を読んだ気がする。
彼の作品はほぼ全部読んでるのだけど、ここ数年何故か馴染めず途中で放置したものも多かったんです。
このブログで彼の作品を紹介するのも「火星に住むつもりかい?」からほぼ2年ぶりです。
主人公「兜」はプロの殺し屋でその仕事は完璧なんだけど、恐妻家で普段会話もあまりない息子のことも大好きな優しい男です。ひょんなことから彼と知り合った百貨店系便の男、彼もまた一人息子のことを愛しています。二人共仕事は完璧にこなせるのに、家族・・・特に息子との関係はちょっと苦手と言った感じです。
主人公にはあと2人重要な役割の男と絡むのですが、「信用」「信頼」がめちゃ重要だということを思い出させてくれるお話でした。
いやぁ・・・それにしても管理人のおっさんは偉い!(謎)
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