いやげ物 (ちくま文庫) | |
みうら じゅん | |
筑摩書房 |
カスハガの世界 (ちくま文庫) | |
みうら じゅん | |
筑摩書房 |
「マイブーム」や「ゆるきゃら」って言葉はみうらじゅんが作ったって知ってます?私はイラストレーターの彼がいとうせいこうとの共著「見仏記」を初めて読んだ時に
見仏記 (角川文庫) | |
いとう せいこう,みうら じゅん | |
角川書店 |
「おお!私と同じような人がいる!」なんて感動したのがおよそ20年前。私も若い頃から寺社仏閣参りが好きでしたし、こどものころに集めた切手から「仏像」のとりこになりましたが、京都生まれ育ちの彼は幼い頃からお寺参りをし、怪獣と同じようなかんじで仏像を「異形の者」として愛してきたそうな。
で、今回のテーマ「いやげ物」とはなにか。
「国宝みうらじゅんいやげ物展」のチラシのみうらじゅんの文章によると
土産物とは、そもそも買った者も貰った者も大喜びする前提で作られるべきものなのですが、どうもイマイチ。いや、それどころか“一体、誰が買うんだろう?”と、店先で疑問を投げかけてくるものがあります。それがすなわち『いやげ物』であって、私は何十年にも渡り日本各地を回って集めてきました
実は、私の結論から言うと、みうらじゅんは「自分のために、よろこんでこれらのグッズを収集してきた。確かに、これを第三者にお土産として渡したら、ひょっとしたらそれは晴れて『いやげ物』なのかもしれない。ましてや、こうして自分の収集してきたものが、収入に結びつくのなら、これらのグッズは彼にとって、決して『いやげ物』ではない」ということです(笑)これもまた屁理屈なのですが(笑)
いやいや、彼のことを全く否定していると言うことではないんですよ。確かにこれらのグッズをお土産として貰ってもどうしようもないものばかりかもしれません。が、しかし・・・これらをもらって喜ぶ人もみうらじゅんのようにいるんだと思います。なのでこれらは立派な土産物として未だに命永らえてきているものなのでしょう。
ってな難しい講釈はここまでにして、いまからいろいろないやげ物をご紹介。
入場時に係員さんに「撮影OKですか?」って聞いたらOKだったので、本当はもっとたくさん写したかったんだけど。
まず入館したら「つっこみ如来」とみうら氏がお出迎え(笑)
変すぎる掛け軸「ヘンジク」
「金プラ」これはどこの観光地にもあったなぁ
「ニ穴オヤジ」 ディ◯ニーのこびとのバッタ物みたいなキャラです。
「フィギュ和」昭和40年代までに結婚した夫婦の家庭には。必ずこういう人形が整理箪笥の上の人形ケースに飾ってありましたね。
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